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プロローグ

頑張ります

俺は今天にいる神に必死に神頼みをしていた。

何にだって?それはギャンブルである。

カードを5枚持ち同じマークが多く揃えば自分の勝ちだというゲームで元いた地球でいうポーカーの様なものだ。

俺は目の前にいる対戦者にむけて視線を向けた。

茶髪で髪の長いその男の表情はどこか飄々としていて完璧なポーカーフェイスである。


思わず生唾を飲み込んだ俺は手元のカードを見てニヤニヤが止まらない。

俺の手元には同じマークが三枚揃っておりかなりの確率で俺の勝利は確実だった。

そしてこのゲームは途中で降りることはできず、終わらせたいのならば自分か相手の金貨つまりお金が尽きるまでやらなければいけないのである。


俺は持っている金貨をすべてテーブルの上に置き唇を舐める。


「両者よろしいですね?」


とディラーが了承を求めてきたので俺は頷き対戦者の男も頷いた。

そして両者一斉にテーブルへ自分のカードを出すと俺は次の瞬間、思わず絶叫してしまった。

なぜなら相手は同じカードを4枚揃へていたからだ。俺の所持金がゼロになり、その場でへたり込むと俺は唐突に思い出してしまう。


俺そういえばこうゆうのダメなやつだった。


そして俺はリュウジ サトウは無一文のダメ男へと成り下がってしまったのである。





今から十数年前の話。

この世界には人類を脅かし闇を導く者 魔王と言う人類の天敵が存在していた。

各地でその支配範囲を広げて人類を恐怖のどん底に落とした魔王に立ち向かうべく、人類は強力な加護を持ち魔王に対抗できる異世界の者達を勇者として呼び寄せその者達に人類の運命を託したのだ。


そんな勇者達は見事死闘を制し魔王を打ち滅ぼし人類から英雄とまで呼ばれ異世界へと帰っていた。


しかしこの話には知られざる話がある。


それはこの勇者召喚に巻き込まれた異世界人がいたのだ。


その名は リュウジ サトウ。


ごくごく普通の17歳にになる少年である。

リュウジは勇者召喚に巻き込まれた者と知るや否やその日のうちに自ら城を出て行き、勇者達が転移魔法で異世界へと帰るときにも姿を現さずもうすで死亡していると思われていたのだった。


そして新たなる魔王が誕生し新たな勇者がこの世界から出現、魔族との戦いにその身を投じる中その異常なまでの強さにどこでどんな師匠に習ったのかと誰かに問われその勇者はこう答えたらしい ''私の師匠はとてもダメダメな人ですけど彼 リュウジ サトウは最強で最高の師匠でした''と・・・。

次から話が動きます

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