もしも、もしもよ
私の毎日はとても規則正しいの
朝、仕事に行くあなたを可愛らしく見送って
日中は自分1人(1匹の方がしっくりくるかしら)の時間を満喫するの
もちろん部屋を汚すことなんてしないわ
そこらへんの分別はついているのよ
そしてあなたが帰宅した時には、寂しくて死んでしまいそうだったフリをしながらお出迎え
あなたの愛情を独り占めする方法は、私が1番よく知っているわ
始めは思い切り甘えるの
どこを撫でられようがゴロゴロ喉を鳴らすのよ
そして焦らすの
完全に心は許してないのよアピールは大切ね
簡単な女じゃないことをしっかり示して
最後は構って攻撃でK.O.ね
私を目の前にして仕事するなんて許さないわ
キーボードの上なんかにこれ見よがしに座り込んでやるの
もうおしまいよって
あなたがどこぞの女を連れ込もうものなら、ことごとく邪魔してあげるわ
私は決してあなたの膝の上から動かない
あなたは私のものよって女に教えてあげるの
でも、引っ掻いたり威嚇したりはしないわ
あなたが知っている私は可愛らしい私だもの
例えどんな女を連れてきても私は、その女に懐きはしないわ
撫でるのが上手な娘には心が揺れてしまうけど
でもきっと私が一緒にいる間、あなたは独り身だわ
私以上の1番は現れないもの
私がいなくなった後に私にそっくりな女と一緒になってね
あなたのことを誰よりも愛していて
あなたの部屋での定位置はビーズクッションの上
食べることが大好きで少しぽっちゃり
寝相はそんなに悪くなくて
ネイルはあんまり好まないわ
掃除は、あまり得意ではないけれど洗濯は好きで
一緒に笑い合える心地よい女よ
そう考えると、私はなかなかいいオンナじゃない
もしも、もしもよ
生まれ変わるとしたら私は猫になりたい
もちろん室内飼いの猫よ
飼い主はあなた




