表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

文章修行家さんに40の短文描写お題

作者: シズカンナ

お題に沿って、65文字以内 で 場面描写 を目指します。

「文章修行家さんに40の短文描写お題」

配布元 http://cistus.blog4.fc2.com/


00. お名前とサイト名をどうぞ。また、よろしければなにか一言。

シズカンナ(静貫名)です。覚悟を決めて65くらいの場面描写に挑みます!!

私の趣味(死ネタ・BL)がもろ出ていますのでご注意を。言い訳は()の中に入れます…。



1. 告白

男は目を見開いて驚きの表情。眼前の少女は酷く満足そうに笑ってスカートをめくる。隙間からは男の愛猫と同じ三毛の尻尾が覗いていた。


(猫少女と男の邂逅。)



2. 嘘

口に入れてすぐに吐き出す。むせる男に女は慌てて飲み物を渡した。恨みがましい瞳を向ける男に女は悪びれもせずに開き直った。


(嘘つきたいわけじゃなかった女のクッキング。)



3. 卒業

桜が散り新緑が眩しい昼下がり。仲間たちと懐かしいはずの校舎で再会して違和感。そして思い知る。ここはもう過ぎてしまった場所。


(卒業後の寂しさとかもう戻れない感じを表したかった。難しい。)



4. 旅

砂の感触と冷たい水の感触が気持ち良い。明確な意思を持って歩み進む。そこに恐怖はない。「いってきます」次こそ君に逢えると良いな。


(来世を信じる愚かな誰かの結末。)



5. 学ぶ

コーヒーカップはハーブティーでティーカップには緑茶。クロワッサンに目玉焼きは硬めで塩を少々。学んだ全ては貴方の笑顔に繋がる。


(大切だからその人について学ぶ。そして、それは笑顔に繋がる。)



6. 電車

触れ合うか触れ合わないかの隙間。その隙間を嬉々と凝視する少女と、怯えた瞳で少女を見つめる中年。この空間で弱者はどちらなのだろう。


(怯える中年って良いよね、という話。)



7. ペット

パタパタと揺れる尻尾を無意識に目で追いかけていた。しかし、突然、俊敏に動いて思わず手を伸ばしてそれを掴んで、強烈に引っかかれた。


(どちらがペットか分からない。うーん、いまいち。)



8. 癖

「まぁ」という言葉。中指でメガネを上げる仕草。授業中に色気全開で私を見つめること。全部慣れたと、少女は癖のある笑みを浮かべた。


(教師と女生徒のとある関係。)



9. おとな

「いやだぁー」次々と飛んでくるのはクッションにマグカップに本に書類。あらかた暴れ終わると「よし仕事だ」と彼女は部屋を後にした。


(体裁と外見と外面を保つために頑張るのが、おとななのだ!!)



10. 食事

かっちり黒スーツは色白で神経質。グレーの細身スーツは穏やかそうだけど腹黒。瞬時に浮かぶは受け攻めの美しい世界。幸せでお腹一杯。


(スーツ イズ ジャスティス!! 萌えればお腹も満たされる。)



11. 本

「広辞苑と六法全書の合わせは良かった」「美味しかったね」「次は赤本だな」「良いね。つけ具合調整とかできそう」今日も沢庵が美味しい。


(ひねりきれず、大怪我ですね。恥ずかしい。)



12. 夢

印象的な切れ長の瞳。古風な髪型に学ラン。普段の魔王フェイスが嘘のような笑顔。嬉々と彼に向かいながら念じる。夢よ、まだ覚めるな。


(夢ってかなわないから、幸せなのですよ。)



13. 女と女

短めの前髪からは可愛らしい瞳。隣は色白で眼鏡の奥には冷めた瞳。どちらも華奢で小さく学ランが浮いている。「受けと受けも十分に眼福ね」


(このネタ好きなんだもん。女=受けってのは強引?もっとドロドロ系にすればいいのか。)



14. 手紙

「お願い、かなえられないじゃない」机の中のラブレターは宛名が滲んでいて見えない。机の上の菊の花は涙で歪んで良く見えない。


(死ネタ。送りたかったのは貴方だよっていうオチだと良い。)



15. 信仰

「なぜ信じられるの?」「裏切られたくないから」「は?」「ずっと君を信じていれば、裏切られても分からないだろ」男は幸せそうに笑った。


(自己防衛という名の狂信。信仰はいつだって自分のために。)



16. 遊び

首筋にチクッとした痛み。怒りを滾らせた少女は相手を突き飛ばした。薄ら笑いを浮かべる男は悪びれず言う。「彼氏への言い訳、どうする?」


(お遊び。戯れ。そんな日常。)



17. 初体験

世界が回っているこの感覚は気持ち悪いとしか言いようがない。握っていた手を開いて机に置く。酒より恐ろしい。この3DSという代物。


(かなり説明をすっ飛ばしている。オチに固有名だしてもいいのかな)



18. 仕事

「いらっしゃいませ」黒縁メガネに黒スーツ。鋭い眼光が表示を見る。財布を持つ手は奇麗だ。「ありがとうございました」朝の目の保養完了。


(仕事の中に、自分なりの楽しみを見出すことは楽しい)



19. 化粧

口をへの字に結ぶ美しい少女。目を潤ませつつも涙は落とすまいと必死に耐える。白粉を叩き、眉を書いて、紅を引いたからこそ泣けない。


(化粧は、女の戦化粧。 すごく安易な発想。)



20. 怒り

優しい笑顔。触れる手は柔らかく、声色もいつも通り。ホッとして、出された紅茶に口をつけてむせた。「ただの色水!?」「お前など知らん」


(またしても、安易な感じに逃げた。うぅ…。)



21. 神秘

互いに手を取り、目を合わせ、キスをする。幸せという表情で微笑み合う2人。数多の選択肢の中から互いを選んだのは、まさに奇跡。


(恋をするという奇跡の神秘。ちょっと恥ずかしい。)



22. 噂

校舎裏、膝を抱えて泣きはらす少女。屋上のフェンス越し、少女を見つめてほくそ笑む少年。彼は、言葉の暴力で持って彼女を支配した。


(ヤンデレが書きたい。)



23. 彼と彼女

「抱きしめてください」「はぁ?何言ってンの?」「じゃあ、キス」華奢な美少女が詰め寄る相手は、長身で逞しい体のオカマだった。


(美少女とオカマの図は好きなもの。説明不足が否めない。)



24. 悲しみ

純白のドレスに身を包み、バージンロードを歩く女。十字架の下でベールはめくられ、女は微笑んだ。理想の結婚式、相手だけが決定的に違う。


(だめじゃん!!全然理想じゃないよ!!)



25. 生

美しいピンク切り口。口に含めばプリプリの食感。恍惚の表情で己を貪る女を彼は無機質な瞳でただ見つめていた。「お刺身、最高」


(お魚は生で食べるのが一番だと…うぅ、敗北感。)



26. 死

泣きはらした目は腫れて酷く見苦しい。普段の少女からは想像もつかない醜態。「死なないでよ 」死という可能性は少女から美しさを奪った。


(もっと重くて暗くできたらよかった。)



27. 芝居

携帯電話と喋る少年の隣で少女は文庫本を開いている。しかし、文庫本のページは一度もめくられることなく、携帯電話はどこにも繋がっていない。


(芝居がかった日常。というか、ばかばかしい喜劇。)



28. 体

「好き」そう言って少女は祈るように男の手を握るが、相手の男は切なげな表情。「君が好きなのは…俺の手だよね?」「うん、当たり前よ」


(よくある感じ。だけど、このネタ好きなのよー)



29. 感謝

男は財布から一万円札を出して机の上に置いた。視線の先のベッドには女が未だ眠ったまま。有り余る思いを込めて、男はもう一枚札を置いた。


(思いは正しく伝えられないという、間違った感謝)



30. イベント

×が並ぶ先には赤い丸。並べられたスケジュールは完了済み。踊るようなペン捌きで花びらが書き加えられて美しい花丸は出来あがった。


(スケジュール帳はできるだけ派手にしたいのです!!)



31. やわらかさ

「知りたくなかった」と泣くように少女は呟いた。抱き着いた相手の男は不思議そうに疑問詞を返す。「だって、もう離れたくなくなっちゃった」


(恋する女の子って、本当に強欲で、第三者目線だと、どうしようもなく可愛らしい)



32. 痛み

女は目をつむる。暗闇の中、胸の痛みが引いてやっと目を開いた。視線の先には手を繋ぎ歩く男女。女は、片割れを失くした右手を強く握りしめた。


(薄れていくけど、絶対に消えてくれない痛み)



33. 好き

子猫を目の前に嬉しそうに微笑む少女。そんな少女を目の前にして、少年は目を伏せ視線をずらす。髪の毛から覗く耳は真っ赤に染まっていた。


(好きにも色々ありますよねぇ…という)



34. 今昔

右頬の黒子に触れられて嫌そうに表情を歪めた男。そんな男を見て女は無邪気に笑った。少年だった頃と変わらない仕草は女を少女に戻した。


(懐かしくて、ついということってあると思うの)



35. 渇き

落ちつかない足取りで階段を上っていく男。表情は余裕などなく一心に上を目指す。階段の先、その部屋の扉を開ける瞬間まで彼の渇きは続く。


(感情の枯渇みたいな感じで表したかったの)



36. 浪漫

「白衣に黒縁メガネ。スーツにはシルバーフレーム。学ランには…」黒髪ロングにセーラー服の美少女は、そう語りながらあどけなく笑った。


(実際の浪漫という意味からは酷く離れてしまいました…)



37. 季節

桃の花。白い貝殻。赤い葉。橙の蜜柑。それらを初めて見たような気になり女は酷く動揺した。めぐる季節を独りで見つめる瞳には常に涙が。


(恋は盲目。意識して初めて、それらの本当の存在に気づくという。 )



38. 別れ

離すまいと必死に抱きしめる彼女の抱擁を、満足げに受け止める男。駅員は溜息をついて3日おきに繰り返されるこの光景に背を向けた。


(ひと時の別れは、2人にとって甘い儀式にもなりえる。被害者が一人)



39. 欲

悲しげな表情で少年は女の首を絞める。苦しげな表情とは対照的に女の瞳は何も映していない。「ねぇ、俺をみて」叶わない願いに少年は泣いた。


(行動的なヤンデレ、難しい。)



40. 贈り物

装飾品や服に埋もれて少女は青ざめていた。目前に迫る男の背後にはまだ箱が積み上げられている。「さぁ姫よ。お返しにナニをしてくれる?」


(優しい気持ちの贈り物ばかりじゃないよねっていう話。)


2012年10月6日 コンプリート!!


ようやく終わりました!!嬉しい!!

自分で書いておいてですが、個人的に好きなのは以下の5つ。

8. 癖

20. 怒り

22. 噂

27. 芝居

40. 贈り物


今後も修行あるのみ。

もしでしたら、良かったもの・悪かったもの教えていただけると幸いです。

最後まで、ありがとうございました。


シズカンナ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ