scream
前回までのあらすじ
迷いながらも2人を助けに行くことに決めたブラン。母に、手紙を父に渡し、2人を守り、生きて帰ってくることを宣言し、外へ走っていった。
「アミねーちゃん!ミアたちいま、ぼうけんしてるんだよねっ?やっっったぁー!」
ミアはときおり高くジャンプをしながら、傾斜の大きな山道を駆け回っていた。その後ろでアミはゆっくりと歩きながら、
「そうねぇー。こんなに歩いたの久しぶりじゃないかしら。はしゃぎたくなるのも分かるわ。私はもう疲れてたまらないけどね。」
と、ボソッと愚痴を漏らした。
数分後…
「ミアー、少し休まない?」
アミはとうとう足を止めた。普段動かないアミにとって、登り下りが激しい山道は辛いものであった。もうすでにアミはクタクタだったのだ。
「えーーっ?もうつかれたのー?もっと進もうよ!ほら、次の町まで!」
アミに反し、ミアは疲れどころか、むしろ元気になっていた。
そんなミアに対し、アミは目線をちらつかせて、顔をにんまりとさせた。
「色々とミアに話したいことがあるのよ。ほら、あの岩陰に座りましょう。」
「…はぁーい」
ミアは肩を落としながら、アミは少し嬉しそうに岩陰へ向かった。
「それで、はなしたいことってなあに?」
ミアがキョトンとした顔で聞くと、アミは珍しく笑顔で答えた。
「……ウ⭐︎ソでーす!ただ休みたかっただけ!
ちょっと寝るねー」
「え!?ねーちゃんにかぎってそんなウソありえるの?…んもうわかったよ。ミア大人だから!」
数十分後…
「ふぁーー、ミアも寝ようかな。」
あくびをして、ミアが寝ようとしたその時であった。
後ろから何者かが歩いてきていたのだ。
…ロス、コロス…
明らかにやばいやつである。
しかしミアは何も気づいていない。というか寝ようとしている。
その怪物の影はミアに向かってゆっくり、ゆっくりと近づいているのであった……
そしてブランの今頃の様子は……
はぁっ、はぁっ、あの2人は今どこにいるのだろうか。こっちに行っているはずなのに、一向に見つからない。母に2人を守ると約束したのに…
ブランがずっと1人で悩んでいたその時、
「きゃあああああっっっ!!」
「なんだこの叫び声は!?まさか……襲われたのか!?」
ブランはすぐに、悲鳴が聞こえた方向へ走りだしたのであった。
投稿が少々遅れてすみません。さらに、ただいま字数がいつもの半分くらいになっていますが、明日にこの後半分を1話として投稿します。
今日の感想
今日は色々忙しく、本文に手が回りませんでした。
代わりに明日は超絶暇なので、いっぱい書きたいと思いますので、よろしくお願い致します。