裏合気道 (殺す気なかった?知れる訳ないじゃん、あんたの気持ちなんか、テレパシーなんか使えないし)
天山高校。
ここは不良達の行く着く最後の砦。
そこに一人の痩せた眼鏡君が一人転校してきた。
冬。
2年B組に転入してきたその男の子は誰しもが待ちに待っていた転入生だった。
転入生「座堂道實 (ざどうみちさね) と言います、宜しくお願いします」
低く、よく通る声。
1「あいつだよあいつ!」
2「まじかよ・・」
3「とてもそんな風には見えねえけどよ・・」
4「う~ん」
5「その噂がまじか聞いてみようぜ?」
6「馬鹿!お前殺されるぞ!」
7「あんなヒョロ一発じゃね?」
8「俺先輩から警告されたぜ?あいつには近寄んなって・・」
9「まじかよ・・サタン先輩が?」
10「サタン先輩が言うなら本当じゃね?」
不良達『ザワザワザワザワザワ』
不良ガール1「あいつ?」
ガール2「あいつらしいよ?」
ガール3「ちょっとタイプかも?」
ガール4「馬鹿!まじやばいから!あいつ何人も殺したんだよ?伝説の暴走族の親分とその取り巻き31人!」
ガール5「その噂マジなん?」
ガール6「私そのニュース見たけど、少年保護法?とかやつで実名出なかったんだよねえ・・」
ガール7「ふ~ん・・」
ガール8「・・実は強いってやばあい」
ガール9「馬鹿!死にたいのあんた!」
ガール10「私ちょっと行ってくる!」
ガール達『あ!馬鹿!?』
ガール10「あの~座堂君?」
道實「はい?」
ガール10「あの~・・聞きにくいんだけど・・」
道實「・・はい」
ガール10「暴走族31人殺したって本当?」
道實「・・答えたくありません・・」
不良達『ザワザワザワザワザワ、やっぱ嘘か、だよな、やっぱな、ビビッて損した』
ガール10「じゃ、一人も殺してないの?」
皆『シーーーーーーーーーーーン』
道實「・・答えたくありません」
不良1「おうおう!てめえ!ビビらせやがってこの糞野郎!ああ?コラ!?」
座っている道實に詰め寄る。
道實「火の粉は払う、俺に関わるな、不幸になる」
不良1「・・っぷ!」
皆『ぷははは、ぎゃははははははは、きゃははははは』
不良1「どう不幸になるっての?ああ?おい?」
道實「・・火の粉は払う・・止めてくれ」
不良1「ぎゃはは、かっくいい!まずは歓迎の一発行ってみるう?」
不良達『やれやれえ!ピュー!』
不良1「んじゃあ~~~~・・いっくよおおおおお」
助走をつける。
不良1「あら~~よっと!」 飛び蹴り。
道實は座ったままの姿勢から左後ろ回し蹴り。
不良1は顎にカウンターを食らいその場に落ちた。
あうあう言っている。
不良達『てめえ!!』
道實「止めてくれ!争いは嫌いなんだ!」
不良達『うるせえ!やってやんよ!くたばれ糞が!』
不良ガール達『ワクワクワクワク』
道實「はあ・・ここでも・・〈クイ〉・・嫌なあだ名か・・」
道實は人間を凶器に使う。
頑丈そうな人間一人を道具として次々やっていく。
立てなくなれば次の人間へ。
そうして男不良達は全員蹲った。
道具として扱われた人間は回り過ぎた為に吐いたり、ヨロヨロしている。
道實「・・今日は帰ります・・」
帰った。
翌日。
校門前。
不良達は金属バット、トンファー、木製バット、鉄パイプ、角材で待ち構え。
道實「・・今度は命を懸けますか・・いいでしょう・・そっちがその気なら・・正当防衛成立ですね」
合気道。
その真の恐ろしさは、投げる際に捻り、首、肩、足首、手首を折る技術である。
それが表の合気道の恐ろしさである。
だが。
道實が使う合気道は裏。
もっとえげつない。
掴むのは、髪、耳、手指、鎖骨、あばら骨、金玉が主である。
そして、わざわざ投げない。
その場で掴み、手を振るだけ。
基本的に投げる相手は大きい者だけ。
確実に腕を引き、地面近くに腰を落とし、頭を地面、壁、人間に衝突させる。
一人一振り、一振り決す。
これ奥義也。
最後の一人の不良24「ひ、ひいい!ばばばば化け物おお・・ひひいい」
周りの不良達『痛ええええ、痛えええよおおお、金玉ああああ、俺の金玉があああああ、ひぎゃあああああ、指があああああ、指いいいがああああああ、耳がああああああ耳が取れたああああああああ、あばらイッテるってえええええ、これイッタってええええええ、首、俺、首、首、俺、首い?首、俺首おかしくね?俺、首おかしくね?ねえ?俺首・・」
大きい連中は頭から落とされた、もしくは壁に頭を道實の全体重プラス、自身の体重プラス、殴る勢いの為に痙攣中。
一番大きい者〈ビクン!ビクビックン!ビックン!ガタガタガタガタ、ビックン!〉
24「許してえ!許してくださああああああ、助けてえええ、おねがあいいいい、たしゅけちゅってゲホゲホ!げっほげっほ・・あ”あ”あ”あ”あ”あ”〈ジョロジョロジョロジョ~~~~〉」
道實「・・やれやれ・・」
先生達が通報したサイレン 〈ウウウ~ウウウウウ~ウウウ~ウウウウウ~ウウウ〉
女子不良達が撮影していた動画が証拠となり、無罪。
天山高校中退者続出。
5日後。
息子の仇と男親達とその取り巻きが下校途中の道實を襲ったが、今度は大人が相手だった為、容赦、手加減無し。
目玉、金玉、を主に触る
ナイフ使いからは、ナイフを奪い、脇腹、脇から腕に割き、ふくらはぎを刺し、首を割き、心臓を3回刺す。
それを流れを切らずに1秒以内にこなす。
24人の不良親の内、復讐に走った男親は19人。
その内、助かったのは2人のみ。
11人は襲った10秒以内に死亡。
6人は病院で苦しんだ末に死亡。
生存者の内1名は金玉と目玉を失った。
生存者1名は無傷。
唯一ビビって、手を出さなかった為、助かった。
手を出していたら間違いなく助かっても自殺モノの怪我を負わせられただろう。
3日後。
事情聴取から解放され、無罪。
道實「やれやれ、これで静かに勉強できる」
下校途中、今度は一人、女親が包丁で襲ってきた。
容赦なく包丁を手で制し、手首を返し、首を刺す。
女親「ごぼ!ごほごほ、ごぼべええ! 〈ボトボトボタボタタタタ・・ドシャ・・〉」
道實「やれやれ・・110当番っと・・」
包丁には触ってなかった事、途中のコンビニの外の監視カメラに包丁を持った奥さんが映っていた事を踏まえ、正当防衛成立、無罪。
道實に復讐しようとする者は皆無になった。
道實「殺そうとする癖に・・はあ・・後悔するくらいなら、最初から殺し合いなんかすんなよな・・馬鹿なんじゃない?・・馬鹿なんだろうなあ・・可哀そうに・・」
道實は今日も普通に高校生活を送る。
END




