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【詩集】Shangri-La

あたためて

作者: 野鶴善明


 冬のふとんは

 冷たいねえ

 じゃれて

 じゃれて

 猫みたいに

 じゃれあって

 ふたりでふとんを

 あたためようよ


 眠るまえの

 このひとときが

 ぼくはいちばん

 しあわせなんだ

 ゴロゴロニャーと

 猫になって

 じゃらじゃら

 じゃらんと

 じゃれあって


 きょうのできごとは

 すっかり忘れて

 あした

 やらなくっちゃ

 いけないことも

 みんな忘れて

 ただただ

 きみの

 ぬくもりだけを

 かんじる


 まいにち

 お弁当を

 つくってくれて

 ありがとう

 ぼくは

 はたらくよ

 ふたりのために

 がんばるよ


 ふたりのふとんは

 あたたかいねえ

 きみもあくびを

 かいていることだし

 ふとんも

 いいあんばいに

 あたたまったことだし

 もうそろそろ

 眠ろうか


 ぼくの夢はきみの夢

 きみの夢はぼくの夢

 ふたりの夢も

 あたためて

 おやすみ

 夢で逢いましょう



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― 新着の感想 ―
[一言] 素直に良いと思えました。なんだか「猫はこたつで丸くなる」を思い出しました。
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