節みさを。
○目次○
○命のばとん
○甘い妖精
○めぐり合わせ
○大人の都合
全て作成日不明
※本誌掲載作品の著作権は
全て著者・聖天三月にございます。
命のばとん
あげて もらって
あげて もらって
このくりかえしがずっと
ずっとずーっと
6年8カ月と数日・・・
平成27年1月1日と続けてきた
あなたに感謝
支えてくれた人たちに感謝
これからもずっと
さぁ手つないで
歩き出そう。
甘い妖精
紅茶にさっと砂糖がこぼれるように
すっと甘さに溶けてしまえばいいのに
口を開けば
愚痴、不満。
本当はふと思う。
まるで天秤の上に立って、
その狭間で何か試されているのかもしれない。
ただ“育ちがいい?!”のか分からない
そう言って言葉にトゲを感じて辛い
こんな時に傾聴すべきかって
寄り添う方法が分からない
さっと注がれた甘い香りと誘惑に
いつだって自由でいられることを逃げ道としてはいない
めぐり合わせ
進むといった概念よりも
巡るといった考え方の方が当てはまるのかも知れない
繰り返すよりも
後先見ないで振り切った
時を刻む方が好き
巡るよりも
自分で決めて誰の手にも止まらない
潔さの方を選ぶ
25年間で見てきた世界なんて
たったの一部だ
人との出会いだって
これまで見てきたものだって
大人の都合
「どうして自分を好きになってあげられないの?」
あなたはそう言った。
え?―
あなたはそんなこと言う人だったんだって
はっ。としたこと覚えてる。
人は結局自分が可愛いようにできているから
意識しなくても自分の良いようにする。
考えようによれば、
大人ってずるいなぁって思う。
法律では大人だけれど、
未だに子ども扱いかもしれない。
早くなりたかった“大人”が
こんなに未熟だなんて
それはそれで理不尽だなんてこと
唯一今も昔も変わってない。
作成日○平成二十七年五月七日