未来、立体、宇宙
必要なのは意思と心と食料です。
私は白い箱の中にいた。
これはどんな強力な重力にも耐えうる箱だ。
世界の科学技術と莫大な人類の希望を託しこの箱は作られた。
私はただの日雇い労働者で死んでも誰も困らない。ただそれだけの理由で選ばれた、天涯孤独。
いよいよ私はその黒い空間に着く、暗い、黒い、暗雲の中に。
その中に誰もが疑問、興味を示していた。
何があるのかは誰にもわからない。
箱が軋む。体が弾けそうだ。髪が縮れ。頭が潰れる。
私はそこで意識を失った。
気がつくとそこは、野原だった、体が縮んでいた。
マイネームイズ、アインシュタイン。