第81話は、会議終了。
宜しくお願いします。
ハイエルフ会議の日にちが近くなってきたこともあり、集落に人が集まりつつある。
で、集落に住んでいるエルフの方たちが事前に決められた通り、現地に入った方たちを夢みるテントへと案内をする。
世話をしているエルフの方たちに夢みるテント内でのハイエルフの方たちの様子を聞いてみると、エルフの方たちと同様に、和室にある井草の香りがする畳がとても気に入っており、とても評判がいいとのこと。
尚、部屋に置かれているお茶請けは、一般的にエルフの人たちが飲んでいるハーブティではなく、いつも私たちが飲んでいる日本茶を用意してある。 これはサリアさんが一口飲んで「ふぅ~」とリラックスをした表情を見たのと、とても気分が落ち着くのでこのお茶を出すと喜ぶと思いますよとの意見を聞いたので、様子見で出すことにした。
そして何といってもハイエルフの方たちは、見た目とは違って、人間の年齢でいうとご年配な方々である。 部屋に案内をされ、エルフたちの給仕のもとお茶と饅頭を美味しそうに食べて旅の疲れをのんびりと癒しているとのことを聞いて一安心である。 で、集まり始めて一週間経っているが、特に問題も起こらず集落内でのんびりと散歩している姿を見受けられた。
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そして数日後、サリアさん主催のもとハイエルフ会議が始まった。
今回の議題は、「瘴気についての情報交換」と「管理者のお爺さんからの情報を伝える」ことである。
とりあえず、この大陸に蔓延している瘴気については払うのを前提にして、今回は管理者のお爺さんから瘴気の払う方法を教えて貰ったことを発表をする。
この方法は、ハイエルフのような魔法を得意とする種族でも早くても百年、長ければ三百年ほどかかるらしい。 ただしそれは完全に浄化するまでの時間であり、徐々に瘴気が減るので環境は整えられていくので払い終わる頃にはその土地も回復をしている見込みになっている。
その事を伝えると、安心した為か会議が脱線していく訳で……。
「最低でも百年掛かるとして、こちらで出されたお茶に似た葉でも育てながら払うのも悪くないですね」
「それでしたら、私はそのお茶に合う饅頭を作りましょう」
道中、このような感じで脱線をするが、締める所は締めているようで、この大陸に蔓延する瘴気の場所をピックアップして集落の移動などを検討をしている。
ハイエルフの方たちの把握をしている瘴気のある場所を書き込んでみたところ外側が多く、徐々に内側に浸食している感じである。 今回、話し合いをした結果、内側から徐々に外側に払うことになった。
ただし外側をそのままにしておくことも実際出来ないので、外側には人数を少なくしてこれ以上酷くならないようにしてから内側から徐々に払っていくということになった。
また一年ごとに精霊の力を借りて、瘴気の状況を把握するようにし、問題がなければ五年に一度会議を開くことになった。
ただ私は、管理者のお爺さんから魂を汚すというか色を黒くする原因は、瘴気だけでないと教えて貰ったので、これだけに費やす訳にはいかないので、瘴気の件はハイエルフの方たちが主導してもらうことになった。
寿命の長さからも、ハイエルフの方にお願いするのが一番だと思ったしね。
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そして今後のことも決まり、五日ほどで会議が無事に終わった。
主に時間を取られたのが、瘴気の場所を把握し分担することだった。 場所によっては、集落ごとに移動となる為、そう簡単にはいかない。
ただ瘴気をこのままにすると、この集落のようになったり、住めなくなるので拒否という訳にはいかなかった。
結局、壮年の方が移動することになり、次にご年配の方、で若い方となった。
まあご年配の方といっても年齢を聞かないと何歳かわからないのだが。
ちなみに若い方が移動を極力しなかったのは、経験が少なく、また失敗の出来ない事案でもあるからだ。
とはいえ、特に血気に逸る年齢でも性格でもないハイエルフの方は粛々と移動の為の話し合いが行われた訳なのだが、一つ問題が起こった。
それは、ハイエルフの方たちが一様に畳の製法と和食全般に興味を持ったことにある。
テレビで畳の作り方と和室を紹介する番組を見、また「今日の和食」という料理番組を見て、ハイエルフの方たちの心をわしづかみにし、この集落、いやこのテントでしばらく過ごすことになった。
この番組、約半年のクールなので半年は居ると思われる。
でも実際、瘴気が蔓延して今まで千年かかっているから、ここで半年居ても問題はないと思う。
この半年の期間で、これからハイエルフの方たちが百年~三百年の間、浄化以外にも好きな事を出来ればハイエルフの方の魂の影響にもいいのではないかと思う。
で、その間に恵やお紺とも仲良くなって貰えば尚のこといいしね。
そして少し延長した十か月後、ハイエルフの方たちは新たな知識を持ちお土産を持って自分たちの集落へと戻っていった。
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