第21話は、第二章の人物紹介です。
宜しくお願いします。
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【青木 太郎】
通称、太郎先生。この物語の主人公。
この章では、完全に脇役。
次章からは、また太郎視点に戻る予定。
特技は、育てる事。
ネコミミ族の村には6年居たとの事だ。
そして現在、放浪中?
その足取りは不明である。
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【青木 恵】
通称、メグタン。竜の少女であり、魔女っ子。
ただ魔法少女でありながら、魔法はイマイチの模様。
将来は、魔女メグミーンに進化?する事が確定されている。
現在は、魔女っ子で、ちょっとお転婆に育っている模様。
最近、使い魔を手に入れたようだ。
そのキツネって九尾だよね?
その九尾のキツネの名前は、現在明らかにされていない。
次章から出てくる予定。
現在は、太郎と同じく放浪?の旅に出ている。
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【ネコミミ少女……オリエ】
ネコミミ族の少女。
太郎が旅立ったあと、JOBをネコミミ少女からメイドに変更したらしい。
ネコミミのちびっ子から信頼が篤く、『姉ちゃん』と呼ばれていたようだ。
みんなから屋敷を貰って、ご主人様と執事を拾い……。
あれ……?と云う事は、この屋敷の主人ってメイドじゃない?との疑問もあるが、本人はメイド希望なので、絶対に主人と『執事』が必要だったらしいのだ。
特に後者の『執事』に関しては、並々ならぬ思いがあったようだ。
その後、メイドからハイパーメイドに進化し、彼女は色々な逸話を残し、伝説になった……。
そして憧れであった執事様と結婚もし、幸せな人生を送ったみたいだ。
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【ネコミミのちびっ子……アビとクーン】
ネコミミ族の女の子。
恵と仲が良く、この二人は火と水の魔法が使えるようだ。
そして、太郎と恵が旅立ったあと、料理屋を開いた。
その料理人を目指すキッカケは、初めて太郎にご馳走して貰った食事に感動したのと、初めて作った料理を太郎に褒めて貰って嬉しかったのが大きいみたいだ。
時折、料理を失敗したりして太郎を撃沈させていたみたいだが、好きは上達の早道なりとの具合でメキメキと料理の腕を上げていったみたいである。
その後、ネコミミ族の料理の栄誉である『三つ魚料理店』を獲得している。
そして、あのネコミミ族と人魚族を虜としたツナ缶を味付けを担当。
このツナ缶を一口でも食べれば、ネコミミ族と人魚族の人はどんな絶望からでも立ち直る事が出来たとされている。
死に掛けのお爺ちゃんも持ち直したとも云われるツナ缶。
どのような味付けだったのか興味津々だ。
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【ネコミミのちびっ子……ラグとベル】
ネコミミ族の男の子。
太郎が去った後、二人とも木こりと門番になった。
メグミンのお陰で、地竜とも仲良くなって色々な逸話を残した。
この二人は、相当暇だったのか、器用だったのか分からないが、地竜たちと一緒に村に王城を凌駕する城壁を作った。
どうやら、土魔法を習得していた模様。
そして地竜を駆って、戦場を蹂躙して大活躍をしたのもこの二人。
他にも城壁を作った後、暇だったらしく森を広げたのもこの二人。
この二人は凝り性だったらしく、手を抜くという事を知らなかった為に全ての規模が大きくなった。
しかも協力者が地竜……。
地竜もこの二人に遊んでもらえると云った感覚だったので更に加速。
結果、伝説にまでなったとの事だ。
ちなみに、この二人には伝説を作る気など全くなかった。
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【ネコミミのちびっ子……ベガルとソマリ】
ベガルは男の子、ソマリは、女の子。
道具屋さんと洋服屋さん。
どちらも、店を経営するより作る方が好きだった模様。
店が大きくなるにつれて、二人とも作る事に夢中になったようだ。
ベガルの会心作は、ツナ缶。
ソマリは、『にゃんたってウーマン』と云うブランドを立ち上げた。
そのソマリと恵は、その後も親交があったらしく恵は、ソマリのブランド服を愛用していたようだ。
ベガルのツナ缶は、ネコミミ族に留まらず、人魚族にも支持されたみたいだ。
そのお陰もあって、毎日この村に魚の輸送があったみたいだ。
当然、輸送は魚だけに留まらなかったので、短期間でこの村が発展する事が出来た。
その輸送だが、この村から海まで馬車で約二週間かかるが、ベガルの作った冷却保存袋によって魚を腐らせずに輸送する事が出来たみたいだ。
ちなみにこの冷却保存袋だが、かなりの手間と時間がかかるので一般家庭には広める事が出来なかったようである。
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【ネコミミのちびっ子……スノーとシャム】
スノーとシャムは、女の子。
この二人は、初等教育学校と高等教育学校の先生になった。
初等教育学校は、小学校と同じくらい。
高等教育学校は、中学校と専門学校を足したくらい。
流石にこの世界で、高校や大学レベルまでは達していない。
一般人がそこまで生きるのに必要ないからだ。
それに漢字や英語などないので、学ぶことがそこまで広くないのだ。
ちなみに初等教育学校は、四年。
高等教育学校は、三年で卒業である。
年齢層は、幅広く五歳~七十歳までいる。
この街で生まれた子達は、だいたい八歳までに入学して、ネコミミ族で成人とされる十五歳で卒業。
そして、働き始めるのが一般的とされる。
反対にそれより上の年齢の人は、外から来た人が多い。
……で、その学校でスノーとシャムは、先生になったのだが、始めは当然人数が少なく、同じ部屋で教えていたみたいだ。
ただ、徐々に街が大きくなるにつれるのと、噂が広がって学校を建てるようになったみたいだ。
この子達の晩年は、卒業した生徒達に囲まれ、幸せのうちに余生を全う出来たみたいだ。
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【ネコミミのちびっ子……コトリとキムルとシャル】
コトリとキムルとシャルは、男の子。
コトリは、農家に。
キムルは、大工に。
シャルは、設計士になった。
ちなみに、温泉に関しては、キムルとシャルが中心となった。
コトリは、農家になって春夏秋冬に採れる物を大農園に作った。
それだけじゃなく、品種改良もおこなって、美味しく天候にも強い農作物を作った。
おかげでこの街には、飢饉の時でも一人の餓死者も出さずに乗り切る事ができたそうだ。
そしてキムルは、大工になった。
特に得意だったのは、水回りだったらしくお風呂とトイレに関しての彼の執念は凄かったみたいだ。
各家庭に温泉を引き、トイレに関してはベガルと一緒に研究し、この時代ツボのような物から一気に洋式の水洗トイレまで発達させてしまった。流石にお尻を洗う機能までは無理だったみたいだ。
最後にシャルだが、家の設計と都市の設計の両方をこなしていたようだ。
家の設計の基本となったのは、やはり始めに住んだ太郎の家みたいだ。
都市に関しては、平城京を手本として碁盤上のような街を作ったみたいだ。
勿論、始めの村の面影など全くなくなったみたいだ。
この街の造りは、色々な施政者でも評判になり、この街を手本とし、新たな城下町など造られたそうだ。
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そして、太郎と一緒に住んだネコミミ族のちびっ子達は、旅に行く事はあってもこの街を離れる事はなかったそうだ。
……で、街の中心にある高さ二十メートルの銅像は、太郎と恵。そして当時のネコミミのちびっ子達のイキイキとした姿で建てられている。
きっと、この銅像(思い出)と離れたくなくていたと思われる。
【ネコミミ族編:完】
お読み頂きありがとうございます。
これにて第二章完結です。
次話は、6/1 11時予定です。
ちょっと期間空きます。




