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情景描写の練習。in北海道  作者: 山田さん
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春うらら

暖かい陽気に誘われて、本州の方では花が咲き乱れたりしている頃、北海道では吹雪だった。

桜前線の情報とかをテレビではよく放送されているのだが、北海道の桜前線は、大体ゴールデンウィークの中頃、五月に入ってからが本番である。

そんな遅い北海道にも春はやってくるというもので、五月を過ぎて今にも六月になろうかとしている時期だった。遅すぎる。今年は地域別の天気予報でも言っているとおり、やたらと遅かったようで、地球温暖化はどこへ行ってしまったのかというような季節感の無さである。なんと本州では梅雨という雨降りの時期が始まっているそうだが、北海道ではやっと雪が溶け切った時期だ。そう考えると、『水』が多くなる時期であることは一致している。

とはいえ、暖かくなってきているのは事実で、実際に雪解けも済み、気温も夏に向けて上がってきている。そのせいかどうかはわからないが、虫が多い。どんだけ冬眠してたんだよというくらい湧いて出てくる。毛虫にムカデにチョウチョ……とみせかけて蛾。もう陸海空と、虫の生存力の高さを見せつけてきている。とんだご迷惑だ。軍かよ。

春といえは、桜である。そして桜といえばお花見。お花見といえばお酒。お酒といえば酔っ払い。酔っ払いといえば迷惑。春には虫同様、迷惑なモノも増えるということですね。わかってます。

しかし桜を見るというのは良いものだと思う。桜の下にはしたいが埋まっているとか、桜は狂気の花だとかって言うけど、一般人なら普通に綺麗だと思う。春を色で表した時に、ピンクや桃色と表現されるのは、九割方が桜の影響だろうと言える。そう考えると、桜が人間の意識の中に入り込んでいて、桜を見ると綺麗だなと思い、それを見ながらお酒を一杯飲みたいと思うのは酒飲みの宿命でもあるのだと思われる。

それにしても春にはバカが増えるという言葉があるくらい、ウキウキふわふわした連中が増える。それもこれも桜のせいなのだろうか? サクラ、コワイ。

せめて僕だけは犯罪者の芽を出さないように気を付けよう。

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