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65/70

ダンジョン 26階

 名前:タイラ マコト

 種族:人間 性別:男

 職業:奴隷使い

 レベル:26

 スキル:弓術上級2、潜伏2、奴隷強化5

 《習得してないスキル》採取、木工、斧術、トレッキング、細工、陶工、料理、物理抵抗、毒抵抗

 スキルポイント7


 レベルが1上がっていたのでスキルポイントが7もある。習得していないスキルも多いので選択肢は多いが、あまり時間はない。慎重に急いで決めなくては…………。


『弓術上級』 これは9まで上げてもスケルトンにダメージを与えられないかもしれない。もしかしたら威力が上がって倒せるようになるかもしれないが、ダメな気がする。今回は辞めておこう。


『斧術』 これを取得すればスケルトンを倒せそうな気もするが、斧を持っていない。


 そういえば銅の剣がユウの予備装備としてマジックバッグに入っている。これを装備して剣術スキルを習得して、スキルレベルを上げるというのは良いかもしれない。


 しかし、まずは剣術スキルなしで銅の剣を使ってスケルトンと戦ってみなくてはならない。当然勝てないだろう。逃げてスキルレベルを上げて剣術8にする。それで本当に勝てるだろうか? ユウですらスケルトンウォーリアには楽勝という感じではなかった。俺ではスケルトンウォーリアには勝てないだろうが、スケルトンにすら怪しい気がする。


 ビビっている訳ではないが、もう少し安全な方法はないだろうか?


『物理抵抗』 これを取得して逃げ回りながらスケルトンの攻撃に耐えていれば、助けが来るまで頑張れるかもしれない。これもあまり実行したくはないが……。


『潜伏』 こいつを9まで上げて隠れていると言うのが一番安全かもしれないが、隠れられる場所が殆どない上に見つかったら終わりだ。せめて10まで上げられれば上位のスキルに進化してこの窮地を脱出できるかもしれないのだが…………。


 そうなると『奴隷強化』 これは10まで届くが、さすがに今奴隷を強化しても俺一人しかいないのに意味ないと思う。


 しかしスキルを進化させられるのはこの『奴隷強化』だけだ。


 スキルが進化することで奴隷を召喚とか、奴隷と連絡が取れる様になる、などと強化されないだろうか?


 何か楽な道に思考が逃げようとしている気がする。ここは自分の気持ちに正直になる必要がある。


 剣を振り回して魔物をバッサバッサと倒したいか? もちろん憧れる。


 それではその為に魔物に近づいて反撃されても良いか? 絶対に痛いのは嫌だ。


 剣の道は諦めよう…………。


 人には向き不向きという物があるのだ。これなら弓術を上げた方が可能性はあるかもしれない。


 さっきのスケルトンが曲がり角から現れた。こちらに追ってきている。弓術を上げるか、奴隷強化を進化させるかの2択で考えよう。


 せめて弓術上級が進化できれば、何か新しい技とか覚えて無双できたかもしれないのだが、ポイントが1足りない…………。


 よし! ここは奴隷強化5→10!


 名前:タイラ マコト

 種族:人間 性別:男

 職業:奴隷マスター

 レベル:26

 スキル:弓術上級2、潜伏2、奴隷強化10

 《習得してないスキル》採取、木工、斧術、トレッキング、細工、陶工、料理、物理抵抗、毒抵抗、奴隷契約

 スキルポイント2


 ゲッ! スキルが進化しなかった…………。最悪か? あ、でも職業が変わっている。


 お、スキルが増えているな。奴隷契約! これは首輪なしでも契約できてしまう感じか? 遂にチートスキル来たな。


 さっそく奴隷契約を習得。奴隷契約2、スキルポイント2→0。近づいてきたスケルトンに向かって


「奴隷契約!」


 何も起こらない! これは恥ずかしい。誰も見ていなくて良かったが、そんなことよりも魔物は奴隷にできないのか?


 いや、まだ諦めるには早い。首輪が必要なのかもしれない。マジックバッグからロープを取り出して、先を結んで投げ縄を作る。


 スケルトンの頭に向かって投げ縄を放る。投げ縄は狙い通り首に掛かったので、ロープを引っ張り首を絞める。


「奴隷契約!」 「奴隷になれ!」


 全然言う事を聞かない。逆にロープを凄い力で引っ張られて取られてしまった。


 とりあえず逃げよう…………。


 何がいけないのだろうか? スキルレベルが足りないのか? いや、やはり奴隷にするには承諾が必要なのかもしれない…………。


 奴隷商人から聞いた話はそういう話だったはず。そうなると魔物を使役してモンスターテイマーでダンジョン無双を妄想したが、この夢は一瞬で消えたか。


 チートスキルかと思ったが奴隷商に行かないで済むというだけでは金貨2枚浮くだけで、あまり意味がなかった。


 このまま助けが来るまで走って逃げているしかないか……。最初の部屋から結構移動しているので偶然ゲートにたどり着いたりしないだろうか? とにかく囲まれないようにだけは、気を付けなければならない――。


 走りながら考えていると、急に地面が光りだした!


 自分を中心に魔法陣が描かれる。一瞬目の前が真っ白になり何も見えなくなる。


 ???


 目が見えるようになると通路にいたはずが、小部屋へと移動している。


 さらに最悪……これは転移トラップを踏んだようだ…………。


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