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ダンジョン 13階

 また何匹かクモを倒しながら進み13階への階段に到着。13階へのゲートを探して、ここでお昼休憩をとる事にする。一度地上に戻り屋台で昼飯を買って皆で食べる。


 このダンジョン入り口付近の屋台村で定食屋みたいなのやったら儲かるのではないだろうか? もしくはラーメン屋とか?


 まあ現状はそんな余裕はないか……。日銭を稼がなければいけないし、レベルをあげて強くなっておかなければ何が起こるか解らない。屋台をするにしても相手は荒くれ探索者だ。舐められたら商売にならない。やはり強くなければ…………。


「よし、食べたらダンジョンに戻って13階を探索だ」


「はい!」「おう」「…………」


 毎度の返事を聞きながらダンジョンへと向かう――――。


 13階の探索を開始すると13階はクモもカエルも両方出てくることが解った。両方出てくるので数も多い。合わせて7,8匹になってしまう。


 ただそれだけの数が居ても連携をとって襲ってくる訳ではないので対処できている。


 ケインが先に見つけてくれるのも楽な理由のひとつだ。


 先にこちらから弓とエアスラッシュで攻撃を仕掛けて、近づいてくる前に魔物の数を減らす事ができる。


 そして魔物が近づいてきたらブタちゃんが前に出て魔物の攻撃を受け止め、そこにユウが突っ込んで剣で切り伏せる。


 このパターンでの勝利で今の所はポーションをまだ使っていない。


 そのまま次の階段に向かって進む――――。


 14階到達。


 14階から少し魔物の数が増えた気がするが13階とあまり変わらない。問題なく先に進む――。


『グーッ』 ブタちゃんの腹が鳴ったので、そろそろ帰る事にしよう。


「ケイン、階段まであとどのくらいだ?」


「もう近いぜ。15階のゲートから帰った方が早そうだ」


「じゃあそうしよう」 お腹を空かせたブタちゃんに干し肉を放る。


 ついでにユウにも与えると『クチャクチャ』とユウが干し肉を噛む音がうるさい。


「ユウ、行儀悪いぞ。口を閉じて静かに噛め」 つい父親の様な小言を言ってしまったが、


 なんと! ユウは命令を無視して『クチャクチャ』と音を立て続けている。


「おいおい、閉じろって言ってるだろ」


 ユウの口を無理やり閉じようと手を伸ばすが避けられてしまう。


 ユウは無表情のまま『クチャクチャ』と音を立てながら、こちらを見つめている。


 言う事を聞かない奴隷というのは本当だった。今までは素直だったのに、なんでこんなどうでも良い命令に逆らえるのだろうか? いつもの無表情が憎たらしく思える。


 イラっとした俺はしつこく手を伸ばして追いかけるが、ユウにサッと俊敏に交わされてしまう。


「クソッ」 捕まえられる気がしない。ユウには回避強化のマジックアイテムを装備させてるが取り上げた方が良いのだろうか?


「まだダンジョン探索中だぜ。遊んでると危ないぞ」 ケインに怒られてしまった。


 ユウの事は諦めて15階に向かう。その後は魔物に遭遇することもなく15階に到達。ゲートで帰る事ができた。


 換金して孤児院に着くと今日はロレッタが出迎えてくれた。


「マコトさん、ベッドが届いたので部屋に設置してもらいましたよ」


「おお、ベッドできたのか。さっそく見に行こう」――


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