表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/22

15.大きな買い物

 

「ふむふむ、山か森の中でも良いので静かな自然を楽しめる所、畑も作りたいので土地は大きめに、そして、この国になるべく近く、最高でも馬車で1週間程度、かなり難しい条件を提示しますね。お金、大丈夫ですか?」

「ローンで、前金は最高600万」

「ふむふむ、まあ、無いことは無いんですが、家がボロボロで建て直しの必要があり、畑なども作るなら土地の整備も必要です」

「他はどのような?」

「お客様の条件だとここの1件だけですね。整備や改築の費用で200万は掛かりますね」

「紫煙どうする?」

「う〜んお義父さんが良いなら私はそれでも良い」

「そっか、ならそれで」

「分かりました。それで、どのような家に致しますか?二階建て?三階建て?バリアフリーはどうしますか?後、木製かコンクリート製か⋯⋯色々と決めて行きましょうか」

「あ、はい」


 思っていた以上に長引きそうだ。


 翌日


 仕事に有給を使って1週間の休みを取った。

 ピランには申し訳ないが、土地を見に行くためだ。

 自分達の目で見てからどのような家にするか、配置はどうするか決める予定である。


 馬車に揺られて2日、その土地に着いた。

 森林の中にひっそりとお化け屋敷風の家があった。

 雑草も生い茂っていて、家と同化でもしているような感じだった。


「だいたい土地はあそこからおそこまでですね」


 地図を見ながら商人の話を聞いている。

 本当に広かった。

 個人で扱う畑の大きさなので丁度良いので買う事に決めた。

 合計、前金で200万、整備費用で200万、月に払うのは20万になったので400万を先に払う。

 今後、これを安定させるには鉱石栽培で価値の高い物を量産するしかない。

 なんか、そう考えるとワクワクしてくる。

 改築などの時間で1ヶ月は掛かると言われたので当分は今の家にいるだろう。


「付与のスキルを持っている特別鉱石がその時には売れると良いな。いや、付与の場合便利だから加工して貰うか?」

「種が出来るなら売っても良いと思うよ」

「そっか」


 引っ越しにも金は掛かり、それだけではなく家具なども新調したい。

 と、ゆうか紫煙のプライベート空間も必要なので紫煙の家具も買う。

 あとは小規模な畑を作るのだからそれ相応の量の土代わりの鉄粉、或いは育った土用(?)のオリハルコンに変えないといけない。

 予定としては1度溝を掘ってからそこに鉄粉を埋めて、等間隔に種を埋める。

 あそこの森は生い茂っていているが、土地内の木を伐採しておけば日光は通るのだ。

 買う予定の土地がある森は比較的安全な森で、魔物などはほとんど居ない。

 いるとしてもスライムとか弱い部類の魔物なので紫煙が居れば余裕だと思う。

 戦闘は紫煙頼りになってしまうのは⋯⋯義父として情けない限りだが、仕方ない。

 紫煙に感謝しながら任せる事にしよう。


「1ヶ月後には引っ越しか〜楽しみだね!」

「そうだな。引っ越し先の家に持っていく物とか家具とか買って引っ越し屋に渡して置こうかな?その分、金は掛かるけど早めに買っておいて損は無いしな」

「うん!そうだね!これでお義父さんもベットになるね」

「そうだな」

「あ、あの〜とても入りにくい空間を作っておりますが、その話は私のしませんか?」


 商人さんと一緒に馬車に乗っていたので、商人さんにその話をする事に。

 ちなみに引っ越し先の家はコンクリート製にする事にした。

 レンガでも良かったのだが、コンクリートにした。

 コンクリートは魔力を保有する力に長けており、耐久性が良いのだ。

 二階建てで、2回には少し広めのベランダがあったりする。

 あとは土地を囲むように柵を設置する。


 この商人と2日かけて戻ってきて、金の話をしてから家具などの話に変わる。

 まずは職人の所などに出向いてどれにするか決める。


「私は別に一緒で良いけど?」

「いやいや、紫煙にも個人の空間は必要だ。だから別々にした方が良い」

「そっか」


 俺もベットにする。

 後はテレビなども新調し、リビングに置いておくソファーや洗面所に配置する洗濯機などの便利な家具や会ったらいいな〜の家具を買っていく。

 合計で300万した。

 これで700万を消費している。

 引っ越し屋の方に先に渡しておくので、そのための金も使う。

 大きな買い物だ。


 その後家に帰ると付与の鉱石が完成していた。

 そして、種は2つ、色が違うので2種類あるようだ。


「これの違いはなんだ?」

「さあ、色々と調べないとね!」

「そうだな」


 付与の種は今は放置で、付与の鉱石は売りに出そうと思う。

 あとは再生して再度採取出来るオリハルコンを取り、肥料用や土用のオリハルコンも出来ていた。

 土用?なんて野暮な事はほっとく。


「種も同じ種類になるんだな。良かった良かった。肥料の種は1つ、土は2つの種が出来たな」

「そうだね。オリハルコンは1つか2つの種になるのかな?」

「さあな」


 とりあえず、土のオリハルコンに関しては色々と調べたい。

 肥料の方は固形物のままでも使えるが、土の方はどうしたら良いのかまだ分からない。


 翌日


 昨日の付与の鉱石を前に特別鉱石を2777万で買ってくれた買取屋の所に持っていく。


「らっしゃい〜」


 相変わらずである。ちなみに今紫煙はお留守番している。


「これを売りたくて⋯⋯」

「むむ!君は前のダブルの鉱員さんですね!もしかして、特別鉱石を持ってきてくれたんですか?」

「ああ、これだな」

「よしよし鑑定鑑定⋯⋯⋯⋯ふむふむ、付与ですか?付与は錬金術師達の間で重宝されますからね1200万でどうでしょう?最近付与の鉱石は減り、そもそも付与自体を使える人も少なくなってます。この鉱石は20回は使えそうなのでこんぐらいですね」

「1000万超⋯⋯お、お願いします」

「では、前と同じで良いですか?」

「お願いします!」

「分かりました!」

「あの、回数ってなんですか?」

「え、ああ、特別鉱石のスキルは加工してから使いますよね?加工すると使用回数が現れるんです。私の鑑定はその加工した後のだいたいこのくらいってのが分かるんです。そして、加工した特別鉱石は制限回数使うと割れて、使用不可能になるのです」

「そ、そんなのがあったとは⋯⋯」

「はい、そして平均使用回数は25回です」

「平均よりも5少ない」

「付与は珍しいのでそれだけでも価値はありますよ。ダブルなら2倍以上の価値があります」

「分かりました。ありがとうございました。また、手に入れたら来ますね」

「ええ、『また』のお越しを」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ