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11.鉱石性質変化(1)

 

「なんでまた壁を見ているんですか?」

「ああちょっとな」


 今回も壁の中にあるようだ。

 ピランは俺が壁を見詰めているようにしか見えてないようで、疑問符を浮かべた顔をしている。

 俺は、バドズィナミア(石のツルハシ)を使って壁を掘る。


 数分後


 見つけた。

 特別鉱石はサイズが小さい。


「単体鉱石探知」


 鉱石が小さいのですぐに掘り終わる。


「カザト先輩、そ、それって、ま、まさか!」

「まあ、待て、まずは鑑定からだ」


 バドズィナミアを使うとピランから見て訳分からんになるので、昔から使っている鉱石鑑定用の虫眼鏡を使う。


 勿論鑑定出来ないので特別鉱石と判断される。


「凄いですよ!これはきっといい給料になりますね!」

「ん?団長には渡さないぞ?」

「ええ!渡すんじゃないのですか?」

「暗黙の了解って奴だよ」

「ああ、聞いた事あります。特別鉱石は搾取されるから買取屋等に持っていくと」

「そういう事」

「でも、私も知っいる程に広まっているのにバレないのですか?」

「さあな。噂では上の人達も国に売っても搾取さらるって事だがな」

「よく分かりませんね」

「同じだよ。さて、今度は違う所に行くとして、今度はピランが採掘するんだ」

「はい!頑張らせて頂く所存です!」

「はは、元気なのはいい事だな」


 その後、時間になったのでダンジョンから脱出する。

 ピランが採掘したのは金鉱石と石炭を採掘出来た。

 ピランが採掘した鉱石は探知で名前が見えない事が判明した。

 自分で採掘しないといけないのだろう。

 そして、新人教育が兼ね備えてあったので、ボーナスがあるのではなく、帰還石とゆう1回使える便利アイテムを貰えた。

 帰還石は地面に落として割れると、その石中心に半径2メートルの円形で魔法陣が現れて、その中にいる人は全員ダンジョンの入口まで転移できる便利アイテム。

 下の階層に行く奴らは大抵持っている道具だ。


「私、帰還石なんて初めて使いました!」

「俺もだ」

「ええ!そうなんですか?!」

「お前はいつも驚くな」


 その後、団長に手に入れた鉱石を渡す。

 ピランに特別鉱石以降は採掘させていたので俺が持っているのはアダマンタイトのみで、値段は20万円した。


「じゃあな」

「明日もよろしくお願いします!」


 その後ピランと別れて駅に向かって、電車に乗って帰る前に電車が車で時間があるので鉢植えを買っておく。


「鉄、入手しておけば良かった。ミスったな。いや、人の目があったしなぁ〜」


 鉱石が育つ土なんて存在しないだろうから鉱石栽培に移るにはもう少し先だろう。


「でも、気になるしな」


 もしもバドズィナミアで鉱石栽培ができて、ダンジョンまで行って鉱石を採掘する必要が無くなるなら楽で良いし、紫煙しえんとも長く居られるかもしれない。


「鉄鉱石、買うか」


 かなり勿体ない事をするだろうが鉄鉱石を買おうかと思った。


 適当なお店で家庭内でも使える小さな植木鉢と鉄鉱石を購入した。

 鉄鉱石だけを買った俺に対して変な目を向けられたのは言うまでもない。


 その後駅に向かってWeb小説を読みながら電車を待つと、10分くらいで来てくれた。


「紫煙待ってるのかな?」


 今は午後の9時過ぎている。良い子は寝ている時間だろう。

 紫煙は14歳と未だに義務教育の期間だ。


「義務教育⋯⋯あれ?俺ってバレたらやばくね?」


 この世界の成人は15歳、とゆうか中学卒業したら成人だ。

 しかし、紫煙は未だに未成年だ。

 ダラダラと汗が出てきた。


「バレなければ罪には問われない」


 気を付けようと、魂に刻んだ。バドズィナミアにも誓った。


 家に帰ってこれた。


「ただいま」


 紫煙がら寝ている可能性があるのでなるべく小さな声で語りかける。

 ノソノソとリビングまで歩く。


「おかえり。ご飯、食べよ?あ、先にお風呂に入ってね?」

「起きていたのか?」

「昼寝したら全く眠れなくて⋯⋯」

「そうか、風呂入ってくるよ」

「うん」


 俺は風呂を入ってご飯を食べる。

 今更だが、紫煙はダークエルフと魔人のハーフだが、魔人要素が全くない。

 目は前にも言ったが、髪の色は白色で肌はダークエルフの黒色だった。


 今日の晩御飯は親子丼だった。


「と、植木鉢を買ってきたぞ。眠くないなら⋯⋯試すか?」

「(モグモグゴックン)⋯⋯うん!(こくり)」


 晩御飯を食べ終え、片付けたらバドズィナミアを出して買ってきた植木鉢、鉄鉱石、採掘した特別鉱石(鑑定していない)昨日採掘したオリハルコンを出す。


「まずは鉄鉱石先をミスリルに変える事が可能か試すか」


 バドズィナミアを短くしてツルハシと鉄鉱石を合わせてスキルを使う。


「鉱石性質変化──ミスリル、で良いのかな?」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯何も変わらない?」

「なんでだろ?成功したらしいけど。ちょっと鑑定するか。鉱石鑑定」


 ・鉄鉱石

 ・ミスリルの性質を持つ


「ああ、もしかして」

「なんか分かったのか?紫煙よ」

「これって性質は帰れても見た目、形質は変えれないんじゃない」

「なるほど。なら、土変わりにする鉄鉱石はどうしようか?」

「粉々にすれば良いと思うよ」

「そうだな。ひたすら頑張るか。と、次は種とかになるかだな。その前に特別鉱石の鑑定はしないと」


 鉱石鑑定を使って特別鉱石の鑑定をする。


 ・付与鉱石

 ・スキル:付与──付与魔法を行使可能


 ざっくりしておりますね。


「なあ、紫煙。付与魔法ってなに?」

「付与魔法はエンチャントと言われている魔法ね。アイテムに魔法的属性を纏わせる事ができる魔法ね。例に例えると剣に火を纏わせる的な物よ」

「なるほど」


 それって結構便利なのでは?⋯⋯俺、使えるか知らんけど。


「まあ、売らずに残して置こうかな。栽培が成功したらこれも増えそうだし」

「だね。私が責任持って守ります!」

「頼りにしてます!」

「えへへ。と、次はオリハルコンを使って種みたいにできるかやってみてよ」

「だな。種に出来たらサイズが小さいオリハルコンは植木鉢に埋めやすいな」


 鉱石性質変化を使うと、今度は違うみたいだ。

 さっきはミスリルって言ってやったが、細かく性質を変化させようとすると設定画面?が出てくる。


【設定】

 ・名:オリハルコン(神鉄)

 ・性質:魔力が固まって出来た物、魔力との親和性が高く、柔軟性、耐久性、共に高い性質がある。耐熱性、耐寒性も兼ね備えている。


 これは、鑑定か?

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