01.プロローグ
この世界には色々な娯楽が存在する。
小説、漫画、アニメ、ギャンブル、ゲーム、etc.しかし、生きていくには仕事をしないといけない。
この世に無職は基本いない。
なぜなら、『この世には10歳から職業が決まる』からだ。
比喩でもなんでもない。事実だ。
では、誰が無職になるか?
それは、トラウマで仕事に再起出来ない者、娯楽に埋もれて働くなった者。
15歳までは義務教育を受けれ、その後は『高校』に『大学』等に進学する事が可能だ。
高校等に行ける奴は親がそこそこの金持ちでないといけない。
職業は大まかにこのように別れる。
『戦闘系』『生産系』
この2つだ。
さらに細かく別けるとめっちゃめん⋯⋯長くなるので割愛する。
職業にも階級が存在し、階級が高い程良い職業だ。
良いのは『戦闘系』だ。
戦闘系には色々と職業に付ける。
職業は決定的に決まるが、戦闘系は確定な職業では無いのだ。
なぜなら、戦闘系は『冒険者』『騎士』になる事が出来る。
では、生産系は?
生産系はその職業にしか付けない。それ以外に価値がないからだ。
では、世の中に要らない職業はあるのか?
答えはNOだ。
もしも鉱員が居なければどうなるか?
鉱石を掘ることは誰にでも出来る。
しかし、専門の『職業』では無ければ完璧な採掘は出来なくなり、まともに鉱石の流通が出来なくなり、鉱石の物価が上がり初心者冒険者は武器すら買えない事態に陥るだろう。
なので、誰でも陰口でも、『あの職業は要らない』とは言わない。
しかし、その中でも『無能』と呼ばれる人はいるのだ。
『教員』はどっちか?
『教員』の職業はない。
それ相応の知恵、実力、人格があればなれる。勿論、免許は必要。
それなら生産系もなれるのか?
専業の教員にはなれない。
『職業は遺伝によって変わる』これは、共通認識だ。
そして、この世界は既に『半分平和』だ。
なぜ、『半分』か?
それは勇者と呼ばれる人類の希望と魔王と呼ばれる人類の絶望が、『敵対しても何も産まなくね?』『それなー』と、こんな感じで『聖魔永久同盟』を掲げ、『魔族と人類(その他も含む)』の平和、共同協力関係が出来上がったのだ。
お陰で、『魔工学』『化学』等が進展して行った。
では、なぜ平和ではないのか?
それはあくまで『魔族』との平和なので知性の低いどちらにも含まれない『魔獣』『魔物』は別物なのだ。
さらに、『魔族と人類(その他も含む)』こ両方が迫害している種族も会ったりする。
それによって色んな国には色んな人達が居る。今時『魔族』を『魔族』と言う人はいない。
『魔族も人』なのだ。
さらに不思議な事にこの世は『天使』と『悪魔』と対になる者も共同、あるいは結婚して子供産むと言うペアすらいる。
これには世界が驚く実績となった歴史がある。
ちなみに神も住んでいたりする。
神はあまりこの世に干渉しないが、神の気まぐれで祝福を与えたりもする。
しかし、この世の『悪』は『魔獣や魔物』だけでは無い。
『邪教徒』とざっくり纏められている。
悪魔や邪神を崇拝するのは認められている。
ただ、犯罪集団の集まりを『邪教徒』と呼ばれている。
奴隷は犯罪か?
奴隷は犯罪ではなく、問題がある人ややむを得ない理由で売られた者、中には誘拐で売られた人も居るが、それを見極める術はない。
誘拐は犯罪なので誘拐で売られた奴隷は犯罪になる。
それを分かって買うのは共犯として犯罪者だが、知らなくて買ったらお咎め無しだ。
色々とシビアだ。
さて、適当な前置きが長くなりましたが、この話の主人公は『イケメン青年』でも『転生なろう』でも『召喚された勇者のチートハーレムライフ』でも『ダークヒーロー』でもない。
ただの『鉱員』のおじさんの物語だ。
しかし、この鉱員は『出来損ない』と蔑まれていた。⋯⋯簡単に言えば底辺だ。
出来れば楽しんで欲しいと思っている。
人の人生を楽しむとかお前何様?
「ふふ、私は一体誰でしょう?それは、⋯⋯いずれ分かることでしょう」
多分、きっと、そうきっと大丈夫なはずだ!
「これ以降出番無いとか嫌だよ?」
★☆◇◆
俺は34歳のおじさんだ。
『年齢イコール女の子友達ゼロ』の男だ。惨めだろう?
俺は布団から起き上がる。
今日も今日とていつものように『ダンジョン』での採掘だ。⋯⋯それ以外に出来ないが正しい。
「母さん、父さん行ってくるよ」
両方は俺が5歳の頃に亡くなっている。かなり若い時に亡くなっている。
死因は魔物討伐での敗北だ。
その時の討伐レイドのパーティは王族直々の精鋭部隊だったが、相手は『災厄の龍王』と呼ばれた龍だったのだ。
今、その龍は世界を破壊する恐れがあると神々に認識されて神に倒されている。
神が魔物を討伐した事には皆驚いた。
しかし、それはその龍が化け物だったからと認識されている。
神が直々に戦わないと勝てないと神が判断していたからだ。
つまり、この世にその龍を討伐出来る人達はいないとゆうことだ。
もしもその龍と同等の力を持つ者が現れたらやばいだろう。
「そろそろ新作のラノベが出そうだな」
スマホでネット情報を探りながらカレンダーを見てそろそろ自分の好きなWeb小説の書籍版が発売される日が近いのだ。
そう。俺は自他ともに認める『オタク』である。
部屋はボロアパートの一室で狭いのだが、両方の写真と布団以外はほぼラノベと漫画で埋まっている。
後、ギリギリテレビは見れるようになっている。アニメはリアタイが欠測だ。
なぜなら俺のテレビは珍しく録画機能の無いアナログテレビだからだ。
「テレビ買える余裕があればな〜」
無い物ねだりは良くないね。
「痛!」
足元に合った石ころを足の小指で蹴ってしまって凄く痛かった。
「この石⋯⋯じゃないな、この『神鉄』も増えたな〜部屋が埋まっていく。本の収納スペースが無くなってきたな」
しかし、両親は『オリハルコンを笑う物はオリハルコンに泣く』とよく言われていて、遺言にも書いて会って捨てれずにいた。
「ラノベだと凄い貴重な鉱石なのに」
それはあくまで2次元なので意味が無い。
その後朝食を済ませて職場に向かう。
職業のダンジョンは既に『ダンジョンコア』のコントロールが成功しているので魔物は出ない。
鉱石は掘っても次の日には再生されている。
まあ、内部構造も変わるからオススメの堀場なんて無いけど。
ダンジョンコアはどのダンジョンにもあるダンジョンの心臓だ。
諸々の操作等はコアで行われている。
コアが大きく濃密な魔力を帯びている程高難易度ダンジョンで制御が難しい。
「行ってきますぅ」
さあ、いつも通りの日常だ。
今作品をお読み頂き感謝致します。
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