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俺の青春と非日常

俺=宮垣零斗

生徒会長=稲城空

副会長=松島彩乃

会計=春川静奈

「ほら叩かれて気持ちいいんでしょ?もっと鳴きなさい零斗くん」


「気持ちいい訳ないだろ!普通に痛いわ。」


昼下がりの生徒会室。その男は両腕を縛られ天井につりさげらながら呆れていた。呆れている男をスパンキングしているのはこの学校の生徒会長の稲城空だ。成績優秀で運動神経がよく服の上からでも分かる巨乳。女子は崇拝し男子は好意を向ける。そんな完璧テンプレ生徒会長なのだが裏はと言うと人をいじめるのが大好きな変態ドS野郎でした。


「零斗先輩〜飲み物買ってきてくださいよ〜」


「この状況で行けると思っているのか?本当に思ってるのならあの松○修造以上に熱血野郎だぞ」


「関節全部外したらいけそうじゃないですか?」


「なんでお前の飲み物買いにいくだけで壮絶な闘いをしなきゃならないんだよ!」


このサイコパス野郎は生徒会会計の春川静奈。一年生だ。小さい頃事件に巻き込まれそのせいで男が嫌いになってしまったらしい。そのせいで俺への態度も冷たい。冷たいといかひどい。性格抜きにしたら校内でもトップクラスに可愛いのだが性格故に男子には怖がられてる。


「そうですよ静奈ちゃん。あまり宮垣くんをいじめないであげてください」


こんな聖女みたいなことを言ってくれるのは副会長の松島彩乃だ。校内でも空と同じくらい人気で、胸は小さいながらスタイルが良い。あと黒タイツがエロい。


――完全に俺の趣味嗜好が出てしまったのだがまあいいだろう――


「でも彩乃先輩?零斗先輩の()()()は私たちにありますよ?」


「そうなんだけど、、もうちょい優しくしてあげようよ。さすがに関節外すとかはやりすぎじゃない?」


「……わかりました。腕を切り落とすので勘弁してあげます」


「いやむしろ悪化してんじゃねーかよ!!」


やってられないと深々とため息をつく。


「零斗くんも少しはこの生活には慣れてきたかい?」


稲城はやれやれと縄を解き始めた。縄から解放される瞬間はな少し気持ちいい……とか思ったら次は何されるかわかったもんじゃないからやめておこう。


「こんな生活になれたら俺の将来はSMバーのM役くらいにしかなれませんよ」


冗談抜きで本当になりそうだから困る。


「もしなってしまったら私たちが通い詰めてあげるから安心していいよ」

クスクスと笑いながらそう言う稲城。普通にしてれば可愛いのにもったいないと時々思う。


「通いませんよ!」


「それは面白そうですね」


と二人も反応してきた。この生活になり早一週間ほど。美女に虐げられるという非日常的な生活を送るのにも残念ながら少しは慣れてきた。なぜこんな生活を送らねばならんのかと言うと少し話を戻さなければならない。


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