10ミリのピース
愛してはいけない人を愛してしまった
叶うはずない最初で最期の愛
私達は全て間違えていたのかもしれない
同じ職場になったのは偶然で
後の全ては初めから決まっていて.それなのに出会う前に決まっていたことからは決して
逃げる事は出来ないそんな現実だった
世の中に溢れる不倫の話題浮気の話題
そんな関係を歌う曲は無関係だと思っていた
彼の印象は婚約している恋人がすごく好きで
お互いに好き合ってる関係を持ってる人
笑うと顔がクシャっと丸まり
辛い時の顔は絶対泣くってわかる.
それくらい表情が豊かな人という印象で、
ただ期待して寝てみたり
考えを悟られないよう表情を隠す
私とは真逆の人間だと思い込んでいた
でも、実際は立ち位置が違うだけで
私達2人は似た者同士で同じであった。
午前2時
コンビニに行くといって嘘をついて
会いたい人に会いに行く
寒い夜のコーヒー
白い吐息と吐き出されるタバコの煙
そしてキスをする。ほろ苦い。
かつて将来まで語り合った
恋人だった人に似てるところが多く
気がついた時には
「しまった.好きになってしまっていた
この人には婚前の恋人がいるのに
そんな人と恋愛なんて許されないのに
元の関係に戻りたくない」と思っていた。
そんなことを思っていた数ヶ月後
見たくもない現実を突きつけられた
「いずみが好きだけど今の彼女との結婚の話が進んでるんだ。だから先を決める事はできないからお前がこの職場を辞めるまで関係を続けよう今の彼女とは別れる気もないし勇気もない正直な話今の彼女に初めて会った時
この人と結婚したいって思って付き合った」
その時私は頭が割れるほど痛くなり
理解していたつもりだっただけで
本当はこの関係がどういうことか
わかっていないだけだった
今すぐにその会話から離れたくて
「そうだったんですね.わかりました。」
と離れて友人がいるところへ向かった。
職場に戻り何事もなかったかのように
友人と私とそしてあの人で仕事の話をする。
ふと友人が手洗いに立った時
私はこの場に残ったら私の中の何かが
壊れてしまうと思い友人の後を追いかけようとしてドアを開けたら「ねぇ、いずみ」と
呼び止められてしまったけど
「いや〜ずっとトイレ行きたかったんですよ」と逃げた。何を言うか分かっていたからこそ聞きたくなかったし聞く気もなかった。
職場からの帰り道コンビニで辞めていたタバコとお酒を買って帰り飲みながらタバコを吸いながら1人家で声にもならない嗚咽を吐きながら涙を流し「わかっていたけどなんでどうして」と叫びながら気を失うように眠った
起きて顔を洗い鏡をみて自分の顔に驚いた
目も鼻も物凄く腫れてるのになにも覚えてない。いわゆる抑圧というやつだった
フロイトが説いた防衛機制の1つ。
それからしばらく
曖昧な関係を終わらせることができなくて
自分自身苦しいのは分かっていた
だから職場に迎えに来る彼の彼女をみると心がすごく締め付けられ可愛い彼女が後をついて走って彼の手を取る所をみると心を壊される私がどれだけ願っても出来ないことを
簡単に出来る彼の彼女が羨ましかった。
人に生まれたからには
どんな形であれ恋愛からは逃れられずに
幸せだと思える形も苦しい形も
叶う愛叶わない愛どれかしら経験すると
私は思っているからこそ
苦しくないように幸せであるように
愛してくれる人を愛せるように努力している
それは逃げているだけだと分かっていても。
それでも
ただ一つ言えることは
お互い運命を感じてしまったら
関係が終わってしまっても
別々のところへ行っても
その相手を忘れることができずに
苦しみながら焦がれながら
いきることしかできないという事。
安易に出来た恋人との恋愛を愛だと勘違いしてませんか?恋愛なんてしようと思えばすぐとか思っていませんか??
いいですか。
本当の愛、本当の恋愛は人を殺します。
小説を書くとき自分が感情的になり泣いてしまうくらいのめり込んで書いてたりします.だからこそ共感してもらえる人が1人でもと思って載せてみました。
感情的に書いてる分言葉がおかしかったり読みづらいと思う部分1つでもあると思います.そのような事などの作品に対する純粋な感想を短くてもいいので頂けたらいいなと思っております。