7話 ゴミくさい牢屋
このゴミくさい牢屋に入れられて何時間たっただろう…
くさいだけでなにもないからひまだ、寝ようとしてもいつ死刑になるかもわからないから熟睡することすらできない。
てかどうせ殺すんなら早めに殺せばいいのになんでこんなに時間をかけるんだ…考えられるのはただたんに遅いだけか、なにかとらぶるがあったか、みせしめのためか…
まあ、なんにしろ殺されるのが遅くなるぶんには問題ないけど、死ぬのか…あまり実感ないな、元の世界なら何回か自殺しようと思ったけどいつもあと一歩というところでおじけついていたからな…
俺の人生、異世界にきた以外、面白いことなんかなかったなからな…学校ではいじめられていたし、会社ではゴミみたいにあつかわれていたからな…異世界に来たといってもこのざまだし…
「能力なんか むのう だし!」
俺は叫びながらおもいっきり牢をつかんだ。
なぜか元の世界の悲しかったことより 能力がむのうだったことのほうがなぜかっくやしかった。
いろいろ考えていた俺は牢によりかかった
!?
突然だった牢によりかかったと同時に牢がわくごと外れた。
ガッシャーーン
牢と一緒によりかかった俺もたおれた。
「どうなっている、牢を壊そうとしたときはびくともしなかったのに…」
だがそんなのはいまはそうでもいい、これからどうするかだ。
いまの音を聞いたらふつう誰か来るはずだ、けどこないということはいま近くに兵士はいないということ、逃げるのは今しかないか。
このとき、牢が壊れた理由をもっとよく考えればよかった
なんでもいいので感想かいてくれるとうれしいです