3話 俺は異世界人
かわいい…
少女と目が合ったとき俺は思った。
そして荷馬車に乗っている人々が奴隷だということを、荷馬車の馬に乗っていた奇妙な男の言葉で確信にかわった。
「私は奴隷業者です」
奇妙な男は兵士に身分証明書を見せながら言った。
身分証明書を見た兵士は門を開け荷馬車を城下町に通した。
俺はその荷馬車の後ろについて門をくぐろうとしけど、兵士に止められた。
「お前も早く身分証明書を見せろ」
見せろといわれても、もってないんだよそんなの!
「いやー、身分証明書どこか失くしちゃって」
「なら門を通すことはできない」
即答された。
なんで奴隷業者が通れて、身分証明書を持ってないやつは通れないんだよ。
どうするこのままじゃ追い返されてしまう。
さっきまでそこにいた奴隷業者の荷馬車はもう見えないほど遠くに行ってしまった。
こうなったら俺が異世界からきたこと言うか、だけど言っても信じてもらえるとは思わない。
けどこうなったらこれしか選択しはこれしかないか…
「お前たち聞いて驚け、俺は異世界からこの世界にきた異世界人なんだ」
「……」
数秒沈黙がつづいた。
唖然としていた兵士の顔付きが険しくなった。
「それは本当か?」
すこしびっくりした、異世界からきたという言葉を真に受けたような返事が返ってきたからだ。
「本当だとも」
ほこらしげいに返事をすると、兵士たちがざわめいたと思ったら、ひとりの兵士が笛をふいた。
ピーーーーー
その音とともに兵士たちは俺に対し槍を向けた。
「なにしてるんだお前ら…」
意味がわからなかった。
理解しようとしたとき、壁の上から一人の男が飛び降りてきた。
男は俺の背後に着地した。
後ろを振り返ると異世界物語でよく出てくるようなイケメンがいた。
イケメンは俺の腹におもいっきりパンチをさくれつさせた。
「っう」
このあとの記憶がなかった、たぶん気絶したんだろう。
何でもいいので感想かいてくれたらうれしいです(>。<)/