1話 畳の下
四畳半の部屋に住んでいた平凡な社会人、佐藤 健が畳の下の異世界で世界をかえる話
いつからこの世界に飽きてたんだろう。
四畳半の小さい部屋でたまにこんなことを考えてしまう。
会社でゴミのようにのあつかわれていたらこんな事を考えてもおかしくないだろう。
日曜は四畳半の部屋でだらだらすることしかやる事がない、どこかいこうたってお金もないし彼女もいないからただかなしくなるだけだ。それなら…
「ゲームでも、するか」
ため息を吐きながら、だるく重い体をゆっくりおこした。
たしかゲーム機はこの部屋置くところがなくて、畳の下においといたはずだが…
畳の間に長い物差しを差し入れて畳を少し浮かして持ち上げ畳をどかして、ゲーム機取り出そうとしたらそこには思いもよらない風景がとびこんできた。
「なんだこれ」
そこには空間が切り裂かれたような風景しかなかった。
最初は疲れすぎて、へんなのをみたのかとおもっていたが、そうではなかった、確実に空間が切り裂かれていた。
「もしかしてこの先、異世界につうじているんじゃね…」
俺はその風景をボーとながめていた。
なぜこのとき、準備をしてからいこうと考えなかったのか、なぜこの先が異世界に通じていると思ったかまったくわからない。けどこのさきにいってみたいと思った。
いつの間にか体が空間にひきこまれるように動いていた、俺がきがいたときには空間の切れ目に飛び込んでいた。
立ちくらみで気絶したかのように前か白くなっていき真っ暗くになった。
このとき俺は心に決めた。
異世界でたのもしく生きてやるしてやる…
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