エメラルダの至高のひと時
今回入浴シーンあり!ちょっと危ない線まで行くのでいちを閲覧注意!!
「ストーリー進行には次話にあらすじを書くので苦手な方はそちらをお待ちください!」
私はその夜、城の中で過ごす事になった、慣れないピカピカのベットに服
いつも普通の環境であるためあまり落ち着かない。
私がソワソワ歩きまわっているとハルバードが痺れを切らして「少しは落ち着いたらどうだ?」
私は立ち止まって天井を見て、思う顔で「訓練生ドラゴン達が気になってね・・・ガルシオンが変な事してなければいいけど・・・」
ハルバードは呆れて床へと顔を下して「考えすぎだ、ガルシオンはお前よりドラゴンの扱いを知っている」
私は勉強してきた事を否定されたようで振り向いて「何その言い方!?私のほうがあいつよりも数千倍物知りですぅ!!」
ハルバードはため息を吐いて「ガルシオンはクールなドラゴンの扱いが上手いって言ってんだ、お前は心配し過ぎだ」
私は思い返すと言葉がつまり「それは、そうだけど・・・」
ハルバードはションボリする私を見て「気分晴らしに風呂でも行こう」
立ち上がって風呂場へと歩いていく、私もしたくを済ませて風呂場へと行く
ハルバードの前で堂々を脱ぐ
ハルバードはチラチラ見ていて「あのな・・・お前・・・俺オスだぞ・・・何とも思わないのか?」
私は気に素振りも見せず「別に?だってあんたとは家族みたいなもんでしょ?家族なら別に何とも思わないけど」
ハルバードは家族という言葉にめちゃくちゃ赤くなっている
私は風呂場へと歩いて「さっさと入るよ」
この世界の風呂は体を洗うのは風呂で体を温めてから、洗うのが主流だ、何せ外気が強い風呂が多いためだ、私は風呂へと浸かり「はぁ・・・生き返る・・・」
ハルバードは目をつぶって入る
目をつぶったままで「何で目つぶっているのよ・・・」
私が問いかけるとハルバードは照れて「い、いや・・・男としてこうであるべき・・・かと・・・」
少し敬語気味。本当面白い子、私がバハムートの体の上半身から足の付け根まで滑るように
手で触れるとハルバードはゾゾゾッと震え上がる
「やっぱりドラゴンの体って美学よね」そう言い私は、ハルバードの体へと寄り添うとハルバードは、まるで磁石のようにズリズリと離れていく
「ちょっと!なんで!!」
ハルバードの顔は沸騰していて「それは・・・その・・・言えん・・・」
「はぁ!?いいでしょ?触らせて、お城のお風呂の時だけ好きににしていいって約束したじゃんか」
ハルバードは私のお願いに我慢できなくなり、決意して「くぅぅぅ・・・10分だ・・・」
私はハルバードのお腹へと抱き着いて、お湯で柔らかくなったドラゴンの腹の鱗をさする
ハルバードは気持ちいいのか恥ずかしいのかもう分からない顔つきだ。
私はハルバードの体を隅々までマッサージしてあげる。ドラゴンは鱗のため外部から押し付けるだけでは駄目、体の筋肉を揺らしてリラックスさせる。
筋肉を揺らすとバハムートは、地声である声を上げる「キュゥゥゥン!!」
気持ちいいと自然に出てしまうドラゴンの地声。
翼の下の筋肉はライダーが乗り、翼の筋力を使うため疲労が溜まる所だ。
翼の根元をもってお湯につけてブルブルとほぐす
「ギュウ!キャン!!キュゥゥゥ!!」
もはや可愛い爬虫類だ。私はドラゴンのこの声が好きなのだ、約束の10分経ったが、本人は気持ちよすぎて、時間を忘れているようだ。
翼がほぐし終わると、今度は足、手と、次々ほぐしていき。
一番の楽しみである顔のマッサージをしようとした瞬間
「お嬢様」
ハルバードの鼻が鳴り「ブッ!?」
私は慌てて「!?」
バシャァァァン!!
水しぶきが部屋一面に放たれメイドがビショビショになる
水しぶきの後には私はハルバードが1m以上距離がある。
あぶねぇ・・・見られたら変態呼ばわれするところだった。
それにしてもクソメイド・・・いい所で邪魔しやがって・・・
私はズカズカと怒りを露わにして「緊急要件じゃないとぶっ殺すよ」
メイドは頭を抱えて地震が起きるかのように怯え
「お、お夕飯のじゅ、準備がぁ・・・」
新米執事だったため私はため息を吐いて「仕方ないわね・・・心得ておきなさい、ドラゴンと私が入浴している時は、絶対邪魔しないこと」
そうすると比較的年配のメイド長が猛ダッシュしてきて
気づいた時にはすべてが終わっていたという顔をして「あぁぁぁぁ・・・すみませんエメラルダお嬢様」
ヘナヘナと床に座り込む所を見ると、夕飯準備を完了したらふつう主の元へと知らせるのがセオリーだが私は特別に入浴中は邪魔するなと指示しているため、それの通達を怠ったのだろう。
ハルバードは小声で「た、助かった・・・」などとぼやいている
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私は思わぬ邪魔物でここ一番の怒りマークが常にこめかみに現れている
食事中にクソ親父がメイドに「エ、エメラルダに角が生えて・・・何をしたんだ?」
メイドは小声で「私が入浴中邪魔しちゃったので・・・リュイナス家三大重要項目だとは知らず・・・うぅ・・・ごめんなさい・・・」
クソ親父はあぁ~・・・という顔つきで私を見る。私は、イラッとして、クソ親父の横の花瓶を風魔法で切り刻み「言いたい事があるならハッキリ言え!さっきのまる聞こえだぞ!!」
ハルバードが私を見て「そ、そんなに怒るなら・・・また入っても・・・」
私は聞き捨てならなかった超満面の笑みで「本当かっ!?」
ハルバードは言うんじゃなかったと顔をそむけるが、私にとって本当の娯楽時間は大好きなドラゴンと一緒に入浴できる事なのだ、今度はもっとサービスしてやろう!!
意気込む裏で親父がすまないとハルバードに深く礼をしていたのを知ったのは後日である
食事を終えるとさっきの続きだ、相変わらず、風呂場では抵抗できないハルバード
二度ドラゴンと風呂に入れるなんて夢のようだ。私はさっきと同じ方法でマッサージをして気分を高揚させると、ハルバードの頭をがっちりとつかみ、いつもクールなハルバードの顔がとろけていて
そのまま顔の隅から隅まで撫でまわし「ハルバード・・・気分はどうだ?」
「アッ・・・・フゥ・・・ハァ!」
高揚し過ぎて言葉が通じなくなっている、このときが最高に至高の時っ!!
ドラゴンを愛するあまり私はドラゴンを愛でる時間は至福の時間そのもの
だがそんな時だった
幼年っぽい声で「おかしいなぁ・・・ここがドラグニール王国の城だったはずなんだけど・・・!!!!????」
私のまったく知らない男が風呂場に乱入していた
服装はここの国のものではない、それに装飾の数が多すぎる、あの量は国王レベルだぞ。
いやいやそんな事よりも・・・私は怒りで魔力が周辺にダダ漏れして
その子供は私の殺気で尻もちついて「うわわわわっ!!」
「私の入浴を二度も邪魔してただで済むと思うなよ・・・クソガキィ・・・」
私はあちらこちらをタオルで隠して起き上がると後ろから
「おーい・・・レベルガ様~・・・」青い紺色のドラゴンと目が合う
私は思わず見とれて「う、美しい・・・」
青いドラゴンは自分が性的対象で見られた事にゾクッとして「レベルガ様ぁぁぁこの女のひと怖いですぅぅ!!逃げましょう!!」
レベルガと呼ばれるガキは私を見て「エメラルダ殿ですか?」
私は頷いて笑顔で拳をゴキゴキ鳴らして「そうだけど何かぁ・・・?」
レベルガは土下座するように
「明日から指導させていただく、レベルガ・ローリンスです!よろしくお願いします!」
私はハッ!?と思わず口に出してしまう、冷静に見ればレベルガは竜騎士用の鎧を装着して、
奥のイケメンドラゴンも装備を付けている。
状況を理解した、夜に飛行した結果、経験不足で竜とともにここに落下して彷徨ってたってわけね・・・それにしても・・・
再び拳をゴキゴキ鳴らして「私の至福の時間どうしてくれるの・・・かしら?」
レベルガが怯えて「ひぃぃぃぃぃ!?なんでもしますから許してください!!」
なんでも・・・?私の脳みそに電流が走り「あの青いドラゴン一晩借りていい!?」
私は鼻をフンスフンスさせて近寄るとレベルガは目を隠して「見えてます!胸見えてますっ!いいです、いいですからこの場から逃げ出させてぇ!」
走って去って行ってしまった。
青いドラゴンが後に続いてソーッと逃げ出そうとしている事に気が付いた私は尻尾をがっちりつかんで笑顔で「それじゃ鎧脱いでも私とお風呂にしましょうか!」
青いドラゴンは冷汗を全身にかいていて私が鎧を一つずつ丁寧に外していく
全部はずれ、裸になるとお風呂へと引っ張って浸からせる
青いドラゴンの緊張が一気に解けて
「あなた名前は?」私の質問にドラゴンが驚く
「今思いましたけど、ドラゴンと会話できる人っておかしくないですか?」
私は笑顔でゼロ距離まで密接して「な~ま~え~わ~?」
「ロ、ロベルトです・・・それであなたはエメラルダ殿ですよね?」
私は髪を靡いてそうよ、恐らく教育担当官になるエメラルダ・リュイナスよ、よろしくね」
ロベルトは沈んでいるハルバードを見て口を押えて驚いて「し、死んでる!?」
私は興奮から魔女のような笑い声で「フフフ♪大丈夫全身の筋肉がほぐされて気持ちよくてああなってるだけよ」
ロベルトと言われるドラゴンの全身の筋肉は相当疲労していて「だいぶ長距離飛行してたのね・・・4時間、休憩20分一回、その後3時間って所かしら」
ロベルトは驚いて「そこまで正確な時間が筋肉だけで分かるんですか!?」
私は翼の付け根をほぐして「そうよ、だって毎日ドラゴン達とこうしてお風呂に入っているのですもの・・・当然です・・・その日の気持ち、つらい事・・・楽しかった事・・・全部わかっちゃうわ」
ロベルトはほぐされて「あ、あぁぁぁぁぁ!?ふぅ!?」
「いい子だわ・・・そう、自分を解放して」私の手がロベルトの翼の付け根をブルブルと震わせる
「あ、ダ・・・駄目だ・・・僕・・・ギャウゥゥゥン!!」
その晩更衣室の影でガタガタ震えるレベルガの姿があった
氏名:ガルブレス・リュイナス
性別:男
年齢:45歳
種族「ヒューマン(人間)」
詳細:エメラルダの父であるが娘に嫌われていて、ちょっぴりかわいそうなお父さん、比較的エメラルダは外で働いてたりしているのに対してガルブレスは内務の仕事が多いため距離も遠い
唯一一緒になるのは城に久々に来た時に一緒に食事をとるときだけだ、悲しいといいつつも娘の成長に安堵している。
母親についてよく知り、なぜドラゴンと交わったのか、その事実をひた隠しにしている