遥かなティペラリーを歌おうぜ。
第1次世界大戦の頃、うちの爺ちゃんは20歳ごろだったんだ。
そのときに歌ってたのが
「いっちょ、ろんぐ、うぇー」
て歌だったって言うんだ。
「いっちょ」、なんて英語ないね。
本当はIts a long wayイッツアロングウェイだったんだよ。
関西大学出てても、昔の英語力ってそんなもんだったんだ。
この曲を知ったのは映画「大いなる幻影」で出てくるからだ。
中々の名曲だから、基子も歌いなよ。
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https://www.youtube.com/watch?v=0vKfxKtGLU8
ある日、大都市ロンドンに
アイルランド人がやってきた
大通りはとてもきらびやか
だから人々は誰もが陽気
皆がピカデリー、ストランド
レスター広場を歌い上げるから
アイルランド人はいきり立って
連中に向かって大声で怒鳴り始めた
(繰り返し)
遥かなティペラリー
遥か彼方よ
遥かなティペラリー、
愛しのあの子の居るところ!
さよなら、ピカデリー、
さらば、レスター広場
ティペラリーまでの道のりはすごく長い
でも心はいつもそこにある
アイルランド人は手紙を書いた、
アイルランド娘モリーに宛てて
「結婚してくれないというのなら
手紙でそう書いてよ!」
「ぼくが綴りを間違えているとしても
ねえモリー」彼は続けて
「どうか覚えておいて、それはペンが悪いんだ。
ぼくのせいじゃない!」
(繰り返し)
モリーはきちんと返事を書いた、
アイルランド人に宛てて
「マイク・マロニーも
あたしと結婚したいって言ってるの
だからストランドやピカデリーなんて放っておいて帰ってきて
さもなくばあなたを恨むわよ
あたしはあなたへの恋心で馬鹿になっているの
あなたも同じ気持ちでありますように」
(繰り返し)