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大声で叫んだ......その瞬間

僕は 死を覚悟した。目の前には、とてつもなく巨大に見える 熊が......目があった その時 震える手が 矢を放つ それと同時に 何かが 熊に体当たり!?熊は 勢いよく倒れ そのまま逃げ去ってしまった......僕は 何がどうなったのか 理解できず 我を忘れ ささいな 物音に 体がビクビクと 反応してしまう 有り様に陥る

放った矢が 何かに刺さって いるのが見える

その横で キィー キィーと鳴く声も......何故か 見るのが 怖いと言うか できれば 見たくない

そんな気持ちと 葛藤しながら 力の入らない 体を這いつくばらせ 草木を掻き分け たどり着いた先に......言葉を失った。


僕の目に 映る現実が 数分前の過去の 意味を告げ 僕に深い罪の 意識をもたらす

「ご......ごめん...ごめんね」

矢の刺さった イノシシの 果てようとする 命の横に すがるように鳴く 瓜坊に 謝る事で 楽になりたかった......

僕が生きるためにする事で 一つの命が こんなにも重いものだと......知りたくなかった。

知らなければ 心は痛くない。知らなければ...苦しくなかった...

「うわぁーーーーー うわぁーーーーー うわぁーーーーー うわぁーーーーー うわぁーーーーー」

泣きながら 叫んだ!こんな自分が嫌で 嫌で どうしようもなくて それでも 生きたくて 生きたくて

矛盾のかたまりで 気が狂いそうで 耐えられなくて......どうか...どうか 僕を許してください。


ナイフを取りだし イノシシの 息の根を止め

キィー キィー鳴く瓜坊を 手で押し退け 生きる道を選んだ......いつか僕を 罰してください。

心で そう思うしか 今はできなかった。


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