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密かに

僕たちは 奴らに 見つからないように 外からじゃ分からないよう アジトを造っていった......

診療所は 軽く治療が できるように 整え ケガや病気に 備え 少し離れた 公園に 畑を作り 食料を確保し 診療所の床下を 武器庫に変え 着実に戦うその日に 向けて 走り出していた。


僕たちの 倒すべき敵は アジトから北に 6キロ離れた ビル10階以上の 塀に囲まれいるらしい...ここにいる 人たちは まだ誰も 塀の中を見た人は いない......未知の世界

ここに 来るまでは 皆がナンバーを 埋め込まれていると 思っていたが そうじゃなかった......実際は まだまだ 力のある 50代までで それ以外の人たちは 殺されたり この街にいる 人たちのように 残り僅かな命を ただ死ぬまで かろうじて 生かされている 状態らしい......だから 山田さんは 僕らがここに 来るまでの間 ただ静かに 死ぬのを 待っていたんだ......じっと息を潜めて何も 起きない事を 願って 静かに生きてた。

軍人が定期的に 食料を配給するのも 生かさず殺さず ただ飼っている 家畜にエサをやる 感覚だろうと 山田さんが 話してくれた。

その時の ユミさんは 何も言わず 黙って聞いた後 一言

「私には 山田さんたちの 力が必要だ!」

ぶっきらぼうで 話し下手な ユミさんの 言葉が山田さんの 顔を緩める......そして、僕も...


山田さんたちが 作ってくれた 武器は 弓や槍 網などで 原始的な物だった......でも その中で弓は 唯一の 飛び道具で かなりの威力を 発揮してくれる ユミさんは 元からの素質が あるから小柄ながらも すでにマスターしていた。僕はまだまだ ユミさんのようには いかないけど 弓は放つ事が できるようになった。後はぶれる事なく 的を射る事が できたら......少しでも ユミさんに 近づけたら......いつか 守る事が できるだろうか......。


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