迷宮の侵略者
遅れてすまない。
大剣を構え、振り被りこちら向かってくる。
「全員気をつけろ!」
俺達は武器を構えて、迎撃の態勢を取るが相手はなんと大剣を回転させて投げてきたのだ。
全員回避すると、炎と風魔法を放ってくる。
「近接じゃねぇーのかよこいつ!!クイックスラッシュ!」
俺はそう言いつつ、相手の懐に飛び込む。
「へぇ、飛び込んで来るか!?」
敵は驚愕し、再度魔法で迎撃をしようとするがワークスがクイックスラッシュで背後からバックアタックを決める。
「クソが!!やるなぁっ!!」
「よそ見してると死ぬぞ?エンハンス!ブラストランス!」
「トリプルクイックショット!」
フィアーズは集中砲火を喰らい、よろける。
「追撃だ!オーバードライブ!ダブルスラッシュ!追閃!」
「ダークハンズ!千影斬!」
「ブーステッド!エンドバースト!」
「バレットレイン!」
更に気づけば、迷宮の木のモンスターがフィアーズを攻撃した。
そう、迷宮の侵略者と言われるイベントエネミーは迷宮のモンスターから攻撃されるというまさに敵扱いなのである。敵の敵は味方とでも言うのか迷宮のモンスターが加勢してくれるのだ。
やべぇな、迷宮の侵略者。




