聖剣の担い手
ボス戦スタートです。
結論から言おう。
流石に初級迷宮にステータスが中級迷宮クラスを探索できる探索者が来たら余裕と言うのが感想だ。
それは言うなれば、無双。
クレイジービッグやグロテスクボディーといった様々な強いモンスター達はあっけなく潰されていった。
蹂躙し、攻撃の隙さえ与えない。
初手は魔法展開し、そのまま物理的な攻撃を仕掛ける。
この組み合わせが強すぎた。
団体もジョブスキルと魔法と通常攻撃を駆使すればいかなるモンスターを突破した。
そして、最終フロアまできた。
裏切り者達の迷宮 10F(最終フロア)
ボスの部屋前(扉の前)
「サクサク行けたなーうん。ありがとモーゼ。」
「なんだよ、ありがとモーゼって。」
「有馬もモーゼも油断するな、ボスクラスは話が変わるからな。まぁ、俺達は強敵には何回かぶつかってはいるが、正直な話敵によってはやばいからな。」
「わかってるよ、行こう。」
全員気を引き締め直し、巨大な扉を押し開けた。
そこに鎮座するのは意外にも俺達と大きさが変わらないモンスター。
ただ、こいつを俺は知っていた。
「形容し難い人の欲望!!」
形容し難い人の欲望(BOSS)Lv25
HP 200/200
MP 100000/100000
SP 0
ATK 10
DEF 5
INT 20000
MND 5
AGI 1000
DEX 5
CRI 2
LUK 7
ORI -120
「有馬!こいつは!?」
「ステを見ての通り、高速低耐久高火力型だ!魔法を喰らえば即死だ!逆に物理や魔法を当てれば即死だ!どっちが先に即死するかの勝負だ!」
その場には凄まじい緊張感が走っていた。
汗が止まらず、冷静さを失いそうだが、スキル「冷静」が発動し、冷静さを保てた。
「仲間を呼ぶ、魔法で牽制、俺は挑発する!」