やることは一つ
更新だ!
まぁ、やばいねこれは。うん、逃げるか。
「撤退だ!こんなの相手したら死ぬ!」
俺達は奴らの足の遅さに感謝しつつ、それがあの硬さとなっていることを恨んだ。
「逃げ切れたが、このフロア用のワープポイント探しておきたいな。」
と俺が呟く。
「それはありだな。あとセーフティエリアも。」
とモーゼも乗る。
「それじゃあ、探すか。」
今のを歩き回り、色々と見ていると宝箱を発見した。
「罠感知を使う。」
スキルの罠感知を使うがなんの反応もない。
「問題ないぞ、ワークス開けてくれ。」
「あぁ、開けるぞ。」
確認すると、※マジックブックである。
※書いてある魔法を獲得出来るアイテム。
「お、モーゼが使えよ。」
「おう、サンキュ。どんな魔法かな?」
モーゼはリペアを覚えた!
「リペアかぁ、修復魔法か。」
「まぁ、いいじゃん。武器が壊れたら直せるから悪くはないだろ。ん、待てよ確か…」
俺は壊れた聖剣を取り出す。
「リペアをやってみてくれないか?」
「いいけど、無理じゃないか?」
モーゼは壊れた聖剣にリペアを唱えた。
壊れた聖剣は元に戻り、聖剣「ディバイド」を手に入れた!
「お~」
「え!?なんで?リペアって壊れた聖剣には意味ないんじゃ…」
「あーこれはなんというか、そういう裏技的な?」
と俺は気まずそうに言う。
実はモーゼの言う通り、リペアを壊れた聖剣に使用しても意味はない。
が、何故か魔法剣士系の奴がつかうと直るのだ。
これはゲームで魔法剣士だけが伝説の鍛冶師とか同じ壊れた聖剣シリーズを直すことが可能なジョブになっているのでは?と噂やらなんやらがある。
ちなみに、伝説の鍛冶師以外には本当は直せないわけでは無い。
一応、とあるアイテムでも直せるがこのバグ技は結構多様されていた。
なので、たまたまリペアを覚えてくれたことには感謝だ。
「取り敢えず、黙っとけ。ロクなことにならんぞ。」
「そうするわ。」
そして肝心なディバイドだが…
聖剣ディバイド
ステータス上昇なし。
スキル:不塊…壊れない。
分断…斬りつけると大体のものは切り分けることができる。
対アンデッド…アンデッドに対して一律に切るごとにHPの5%を削ることが出来る。
聖剣の導き…全ステータスを5%UPする。
対悪属性殲滅…悪属性を持つ敵に使うと即死。
「なんかすごいの来たな。」
「どんなのなんだ?」
有馬は二人に説明した。
「お、おぅすげぇな。」
「確かに。」




