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昏き迷宮の探索者  作者: Nexus
昏き迷宮の始まり
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クレイジービッグ、こいつはATK,DEFが高い鈍足高耐久火力型のモンスターだ。

怯みにくい上に耐久もあるもんだから厄介と言わざるを得ない。


クレイジービッグ Lv15


HP 1255/1255

MP 106/106

SP 200/200

ATK 423

DEF 397

INT 0

MND 289

AGI 10

DEX 3

CRI 0

LUK 2

ORI -100


やっぱり倒すのは楽ではないステータスだな。

ただ、足回りが遅い分慎重にやればやれる方だ!

弱点属性はなかったな。


「みんな、動きは遅いから避けながら隙があれば攻撃していけ!先制攻撃をしかける!」


「ウィンド!」 

 

「パワースラッシュ!クイックスラッシュ!」


「ウィンド、クイックスラッシュ!」


と全員で攻撃を仕掛ける。


クレイジービッグは怯まないが、出だしが遅いせいかカウンターが遅い。

ただ、ステータスのHP目を向けると


クレイジービッグ Lv15


HP 1251/1255


「くっそ!ダメが少ない!」


この世界はダメージが0というのがないわけではないが、圧倒的にステータスが火力に対して上回っているとダメが1になることが多い。 


「ステータスが違いすぎる!」


「有馬、どうする?持久戦はかなりきつくなるぞ!」


「いや、防御貫通系の攻撃を入れれば…」


いや、俺は持ってねぇわ。


「俺は剣士のスキルであるけど、モーゼは?」


「あるぞ、有馬は?」


「ない!」


やべぇな俺。

考えなしが過ぎるぞ!


「俺がタゲ取る!二人はモーゼとワークスはその隙に攻撃してくれ!※ターゲット!」


※ターゲット…汎用スキルで誰でも覚えられる。SPは0という高コスパのスキルだが、本家(タンク系)のタゲ取りスキルには劣る。 

あと、ダメージの関係で行かない場合もあるのでしっかり、挑発スキル系も使わないと行けないときもある。

 

クレイジービッグは有馬に攻撃を仕掛ける。


「グォォォオォッ!」

 

胴体にある大きな口を開け、襲い掛かる。

それを避け、剣でカウンターを決める。

そして、残り二人も攻撃に参加していた。


「ピアーススラッシュ!」


「ファイアランス!」  


それを何度も繰り返し、体力は徐々に減っていった。

クレイジービッグの体力が半分を切った頃に予想をしてないことが起きた。


「グォォォオォッ!」

 

そう、追加のクレイジービッグである。


「時間を掛けすぎた!やべぇぞ!」


クレイジービッグが2体。 

モンスターが被ることは珍しくはない。

だからこそ起きてしまった出来事。

敵に時間を掛けすぎてはいけないことを思い出した。






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