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昏き迷宮の探索者  作者: Nexus
昏き迷宮の始まり
31/880

探索者:新人級探索者(ニュービー)

一般的な探索者の視点の話です。

愚者の迷宮 1F


剣士は歩いていた。

パーティは剣士、魔法使い、盗賊、※重盾士タンカーの四人でやっている。


重盾士タンカー…ヘイトを集め、敵の攻撃を受けて、他のパーティの攻撃を通し易くするための職。

ただ、防御だけではなく普通に攻撃も出来る。

火力は低いがヘイトを集めたり、スタンさせたり、吹き飛ばしたりと出来ることが多い。

更には初期スキルには回復とダメージ軽減スキルがパッシブであるので持久戦には非常に強く、割と組んでるパーティーは多くいる。


「初めての迷宮だけど、行けるかな?」


そう言うのは剣士の男、ハルトである。


「ビビるではない、我がいるので安心してくれ。」


重盾士の男、ドーガが言う。


「いや、お前も初めてだろ。」


「講習は受けたんだ、無理というとことはあるまい。」


「そうだよ、皆でがんばろー」


楽観的に言うのは盗賊の女、フーシである。


「私もできると思う。引き際さえ見極めれば悪いことは少ないと思う。」


魔法使いの女、アナも便乗する。


「わかったぜ、皆で頑張ろう!」


そういった直後、アンデッドのグールが現れる。


「グールが2体いるぞ!ドーガ、頼む!」


「おう!シールドアサルト!」


2体いる方向に盾を構えて、突撃して激突する。

すると、2体とも倒れ隙を晒したのだ。


「俺とフーシで前へ攻めるぞ!アナは魔法で攻撃だ!」


「「了解!」」


ハルトとフーシは各一体ずつを切りつけ、そしてアナはホーリー(光魔法)を放ち、討伐したのだ。


「良し、勝ったな!」


アイテムが計8個落ちた。


「全部、ロングソードみたいだぞ。」


「マジかぁ、金にはなるだろうけど運がなさすぎだろう。」


「ん、待って何か一本だけ何か効果がついてるみたい」


「我が確認しよう。」


愚者のロングソード

ATK+9

スキル:愚者


愚者:与えるダメージが-30%ダウンする。

代わりに、敵に攻撃を当てるごとにHPが3%回復し、

更にDEFかMNDかが当てるたびに3%上がる。

戦闘終了後にDEFとMNDの上昇分はなくなる。


「な、なんだこれは!?我に合う装備じゃないか!?」


「どんな効果だ!?」


ドーガが全員に効果を共有した。


「なるほど、ならお前が使えよ。元々、お前の役目はヘイトを集めだ。ヘイトを取りながら固くなるのは強い。先に進めば進むほど火力が取りにくくなっても、この効果はむしろ活きる。なかなかいいじゃんか。」


「みんな、いいのか?ユニークスキル付きだから売れば」


「ドーガ!これがあれば皆をもっと守れるでしょ!だから売るより先を考えたら絶対使ったほうがいいよ!」


とフーシがフォローする。


「あ、ありがとう。大切にする。」


探索者達は更に奥へと進んでいった。






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