地獄のような状況
お知らせです。
Tipsについてですが、更新ごとにしていたのですがテストで2〜3ページに追加するようにします。
もし、もっと欲しいという意見があったり、減らしてくれという意見があるならそれに合わせて増減します。
個人的には増やしたいのが本音ですが、読みやすさの改善の為、変更させていただきます。
「加勢するぞ!ファイア!」
「ファイアウォール!ファイアウォール!」
俺とモーゼは魔法で援護し、コボルト達を牽制する。
「仲間を呼ぶ!ワーグ来い!」
ワークスがワーグ(コボルト)を呼び、前線へと突入する。
ワークスとワーグは同時に突撃を仕掛け、コボルトを二人で撃墜していた。
「加勢感謝する!タイミング計らって離脱させて貰う!」
虎の耳ような獣人はそう言うと、コボルトを2体以上を瞬殺している。
しかし、溢れてきたモンスター達は減っているような気がしないな。
やはり、モンスターハザード前のモンスターハウスはまずいな。ゲームでは100くらいやったら大丈夫だったけど、まだ溢れてくる感じを見るとそんな雰囲気じゃないな。
「モーゼ!フラッシュブライトネス行けるか!」
「あぁ!いいぜ!みんな、目を閉じろ!フラッシュブライトネス!」
フラッシュブライトネス…相手の目に強烈な光を与え、一定時間視力を失わせる目眩ましの光魔法。
強烈な光を放ち、コボルト達は狂ったように目を抑え、うめき声をあげている。
「コボルトが怯んでいる間に撤退だ!早くにげろ!」
俺達と獣人達のメンバーはこの場をすぐに撤退する。
そして、現在は並行して走っている。
「助かった!アンタ、名前は?」
「俺は有馬!魔法剣士がモーゼで剣士がワークスだ!」
「俺は獣人たちのリーダー、ガイターだ!他のメンツはあとで紹介する!取り敢えず、出口まで急ぐぞ!」
虎の耳をした獣人がそう名乗る。
「おう、そうだな!応援の部隊に合流できればなんとななると思うしな!」
しかし、そんな俺達の希望を破壊するが如く、凄まじい何かの足音が聞こえてきた。
「な、なんだ?」
振り向くとコボルト達より遥かに大きいコボルトジェネラルがいたのだ。
「ば、馬鹿な!?何故こいつがいる!?」
最悪だ、ゲームではこいつは確かにモンスターハウスでも出てくるが、足はここまで早くはなかった。
つまり、思ってる以上に強いのだこいつは。
コボルトジェネラル Lv25
HP 1000/1000
MP 0
SP 150/150
ATK 350
DEF 242
INT 28
MND 101
AGI 212
DEX 35
CRI 6
LUK 30
ORI-50
うん、ゲームより強化されてる。
皆で力を合わせれば勝てなくはない。
だが、ゲームのやり方は誰かを犠牲にした場合のやり方だ。
しかも、こちらで指示を出してその作戦を承諾して貰えるとは限らない。
可能性があるとしたら、持久戦だ。
耐えれば応援が来て、数で押せる。
しかし、その前に一定数以上のメンバーが落とされたらおそらくは全滅も有り得る。
どうする、この場合は。
「来るぞ!」
ガイターが叫ぶとコボルトジェネラルは更には距離を詰めてきたのであった。