大規模探索:第二波⑨
更新だぞ…と。
このままでは先へと進めない…と感じだと我輩は感じている。
しかし、考えても答えは出ない。
一旦戻ろうと提案をしようとした瞬間、アヴァランチがすでに闇夜の空間へ足を踏み入れようとしていた。
何も見えぬ暗闇の空間へ。
「アヴァランチ!何を」
「いくぜぇ!」
落ちたと思った。
それなのに、彼女は立っていた。
何もない空間の上に。
「な~んか行けると思ったんだよなぁ。」
「…まさか、見えない床があるのか!?」
ソーメイが驚いていると、レヴァンも驚いていのだ。
「私が偵察機で確認したときは足場なんてなかったのに!」
「あっ?それじゃだめなんだろ?きっと、生物…人間とかが歩かないと発生しない床とかそんなもんかもしくは無生物は透過するとかそんな感じだろ。」
「アヴァランチ!何故危険なことをした!」
「ソーメイ…オメェの言いたいことはわかるが、俺たちは探索者だ。危険を侵さずに何故進める?ギミックだがなんだが知らねぇけど、きっとそういうフロアだったんだろ?俺たち、探索者の勇気を試すフロアだと。」
彼女はいつもより真剣な顔をしていた。
探索者とは何か考えさせられる。
こうして、先へと進むことができたのであった。