大規模探索:第二波⑧
更新だ!
昏き地下洞窟 B29F
「ここからはまだ攻略されてないフロアです。」
「なんでだ?」
「ギミック系だからですね。」
レヴァンが指を差す。
そこは底なしの床がないフロアだった。
しかも、先は真っ暗であり何も見えない。
天井も壁もない。
「こんなのがあるのですか。」
「これはなかなかやばいんよ〜」
「なんじゃあコラァ!!ヒントはねぇのかよ!」
「ないんですよね。だから、全探索者はここで止まっているんです。」
先の見えない道である。
「我輩でも、すぐには答えが出ぬ。これは飛行可能な魔法やアイテムが必要であるか?」
「ちなみに飛行は出来ないみたいです。」
「ふむ…何かしらの飛行を無効化するギミックがあるのであるな?」
「そうですね、飛行しようとすると落ちるらしいです。」
「では、浮遊なら…?」
「そもそも、浮遊できるような魔法やアイテムがあるのでしょうか?」
「ないであるな。」
我輩もわからないのである。
試せることは全て試そうと思う。
魔法で全体を照らしてみた。
しかし、何も起らなかったのである。
他の魔法を放ってみる。
魔法は何も見えない暗闇にのまれていった。
そのあと、色々と試したが解決しないままであった。