大規模探索:第二波④
こ、更新だよ。
仮想闘技場へと移動し、レヴァンとアヴァランチは互いに向き合う。
「手加減はしてやる。」
「ありがとうございます。では」
「あぁやり合おうか!!」
獰猛な野獣のような笑顔をしたアヴァランチが先制攻撃を仕掛ける。
「ふむ…速いですね。」
と言いつつ、レヴァンは攻撃をいなす。
「お?初撃をいなしたか。お前、なかなかやるな。」
「それほどでもありませんよ。偵察機召喚。」
レヴァンは偵察機を3機召喚する。
「ほう、数で俺に勝つつもりか?雑魚を呼んだ程度で勝てるとは思うなよ?」
「いや、数は大切ですよ。行きますよ!」
刹那、一人と3機に至近距離まで攻め込まれていた。
「なっ…」
「加速連携!」
持ち前のステータスでアヴァランチは防いでいたが、攻撃する余裕がなかった。
何故なら、とんでもない疾さで自分の攻撃の初動を潰し、防御に徹するほかなかったからだ。
「クソ…けっこう強いじゃねぇかよ!」
「まだ速くなりますよ。」
ギリギリで防ぐが、徐々にきつくなっていた。
偵察系は決して戦えないわけではない。
それは偵察機による数による制圧力、連携が恐ろしくが高いからだ。
個体の能力の高さより数もスピードで戦えるためだ。