偵察者(スカウター):単独偵察
遅れてすまんな…眠かったんじゃよ。
偵察者編はこれで終わりです。
パーティーを組んだ迷宮のクリアは剣士の時よりかなり容易であった。
※タゲを取るのが楽でもあり、更にはそれを偵察機に取ってもらったり、ある程度の距離が近くても遠くても戦えるのは楽と言える。
※タゲ…敵のヘイトのこと。
迷宮をクリアしたあと、レベルも上げて実績を積んでいると、大迷宮の昏き地下迷宮の調査依頼がギルドへと張り出されていた。
どうやら、偵察者系の人達にB15F以降の情報が欲しいので、ギルドから依頼が出ていた。
俺はその依頼を受け、試しに単独で行くことにした。
というか単独で受けるのが条件になっている。
依頼条件には探索者系、偵察者系、盗賊系とかなり限定されており、おそらくは単独でも逃げられるのができるのが得意だったり、探索に適する職業が選ばれているのだろう。
てか、探索者系なんてそもそもおらんだろ。
見たことない上に、探索が得意だからといって単独で行ったら死ぬだろう。
俺はそう思いつつ、準備をしてから大迷宮へ向かうことへなった。
昏き地下洞窟 B15F
やってみると、B15Fまではサクサクと行けた。
問題はここからが何かしらあったポイントだ。
偵察機を活かしながら、探索しているとスキルでかなりヤバそうなやつを探知する。
ステータス確認してみる。
大罪の大司教 ???
???/???
これは…報告にあったやつだ。
俺はそいつと遭遇しないように迂回し、次のフロアへと向かっていく。
結果、遭遇せずにB16Fへ進める。
昏き地下洞窟 B16F
ここからが情報のないフロアだ。
俺は神経を更に研ぎ澄まして進んでいく。




