大迷宮の問題について
今日も更新するんだよね。
ニルヴァーナが消えた日。
昏き地下洞窟の攻略が探索者以外の組織でも大規模探索チームが組まれることになった。
とある騎士団、裏の組織、教会、勇者パーティなど。
彼らは我先と攻略しようと探索する。
しかし、その難易度は異常だと理解する。
他の組織も全部壊滅したからだ。
ニルヴァーナの時はかなり被害が軽微だったが、他の組織は大量の行方不明者を出した。
大迷宮は簡単にはクリア出来ないことを理解してたはずだが、身をもって理解することになる。
そして、クリアを目標に偵察が得意な職業が流行ることになる。
その理由としては、敵と会敵せずに先へと進むだけなら偵察が得意な職業を運用すれば、被害が少なく出来ると考えたからだ。
世は偵察系職業が流行る。
ゲームの流れ的にもこのタイミングで基本職に偵察者が解放される。
盗賊系や暗殺者系もこの辺の偵察は得意だが、偵察者は更に偵察が得意な職業である。
スキルにドローン(偵察機)を出して遠隔操作するスキルがあったり、動物や小型モンスターを使った偵察が可能になったりと戦闘面は弱体化するが、戦闘の先制や又は基本の迷宮や大迷宮攻略では大活躍する。
戦闘面は全く無理ではなく、武器種は三種類が得意であり、短剣、拳銃、スタンロッドが使える。
格闘用スキルとかもあるため、近接は一応できる。
偵察者を制する者は迷宮を制すると言っても過言ではないのだ。
そして、偵察者が増えてから一ヶ月経過した頃、有馬達も大迷宮へと向かうための他の準備が始まるのであった。




