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昏き迷宮の探索者  作者: Nexus
昏き地下洞窟
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外伝:ガーゼン一人飯 4食目

箸休め回って書こうとしたら箸動かしてるやん

新たな夕飯を探しに歩く俺。

しかし、今日はいつもと比べてなかなか見つからない。

それもそのはず。

お腹はすいているが、食したい物の方向性がきまっていないからだ。

美味しいければ良いのだが、なんでもいいわけではない。

こんなふわふわな状態じゃすぐには決まらない。

自身でもどうしたものかと悩んでいるとなんと居酒屋に来ていた。

飯だけ食うのは向いてない場所だ。

しかし、腹は限界を迎えておりもうなんでもいいから食べたい気分なのだ。

俺は引き戸をガラガラと開け、中へ入っていく。

中は大衆居酒屋といった雰囲気であり、探索者だけではなく一般の人もたくさんいる。

とりあえず、空いている席へと座る。

すると、すぐさまに笑顔で店員が駆け寄って来る。


「こちらお冷やとお品書きです。」


渡されたメニューを確認すると一般の食事処と変わらないぐらいの値段設定であり、たくさん料理が書いてある。

その中でも一目を引く料理がある。

それは「たこ焼きチャーハン焼きそば」というめちゃくちゃな感じがする料理。

普段なら絶対に攻めない料理だが、俺は好奇心には勝てず、店員を呼び注文した。


注文してから20分経過した頃、俺はお腹がすいて気がおかしくなりそうであった。

そして、待望の「たこ焼きチャーハン焼きそば」という重そうな料理が来たのだ。

チャーハン周りにたこ焼きがあり、下に焼きそばがあるというシンプルに狂ってるとしか言えない料理。

味も想像できるこんな料理を頼む俺もどうかしている。

チャーハンを一口。

やはり、普通にどこにでもありそうなチャーハンの味。

周りのたこ焼きを食べてもどこかで食べたことがあるようなたこ焼き。

チャーハンの下にある焼きそばを食べてもこれもありふれた味。

なんていうか…不味くはないが、合わせることに意味があるのだろうか?という疑問が拭えない。 

そして、たこ焼きとチャーハンと焼きそばを一緒に食す。

すると、どうだろうか。

これが意外にうまい。

混ざったらうまいのか??という疑問があったが想像通りではなく、食べたことがあるようでないような不思議な味わいへと変貌を遂げていた。

箸が止まらず、口へとかきこむ。

あぁ、こんな料理があるのか。

俺は新たな変わり種の料理を見つけ、また来ようと決心するのであった。

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