最深部②
ほならね、自分で書いてみろって話ですよ。
鍔迫り合いみたいなことをすれば死ぬ状況なために俺は攻撃を受け流したり、回避に徹してした。
「ほう、ここまでやるとは貴様はなかなかの探索者だな!名は何という!!」
「有馬だ!覚えとけ!」
「覚えたぞ!俺も色々なやつ戦ってきた。しかし、お前ほどパッと見で勝てそうな感じ…こんなにもなかなか勝てない相手は初めてだ!師の言った通り、見た目で判断するのは二流のすることだな!」
「うるせーよばーか!バカにしてんじゃねぇよ!」
「訂正しよう!有馬は貴様は見た目からは得られたい強さを持っている!なので、更にここからは本気でお相手しよう!」
もう来るのか!?力の解放が!?
「EXスキル!力の解放!」
空気は重くなり、今までにはなかった赤黒いオーラを纏い、ハルバードも赤黒く染まる。
「さぁ!愉しませろ!俺を!」
刹那、相手は2体に見えるような高速で移動してくる。
どちらが残像で攻撃を仕掛ける際は外すとそれが致命的になる。
なので、俺は回避する。
実はこれはフェイクで前から来るのは本当は残像ではなくそういう幻影を見せる魔法。
なので、そもそも攻撃してはいけない。
後ろから来るのが本命。
そして、足音が聞こえたのでもう一発かましてやる。
「バックカウンター!」
「うぉ!これも…」
「スキルコピー:オーバードライブ!オーバーオーバードライブ!パワースラッシュ!パワースラッシュ!スキルコピー:溶断斬!」
裏技なんだが、スキルコピーしたオーバードライブは本来のオーバードライブを使用した訳ではないので、使用制限には引っかからないのだ。ただし、スキルコピーでもう一回使っても意味はないので、本来のオーバードライブ分とスキルコピーのオーバードライブ分で限界であるが、これで決めるには十分だし、なにより分身でも同じことをしてるので、凄まじい火力になっている。
「クハハハ!愉快!愉快!ここまで、やるのか!有馬ァ!!!」
「どうも!」
悪魔たちを倒したのか、ワークス達がこちらへ参戦してきた。
「終わった俺も攻撃するぞ!」
「我もじゃ!」
『我も行きましょうぞ!』
他の仲間もこちらへ来る。
「なら、これならどうだ?デッドリーウェーブ!」
赤い衝撃波を放ってくる。
受けたらまずいので、しゃがむ。
それに連動して他の仲間もしゃがむ。
「こうも攻撃が当たらないとイライラするなぁ!」
「テメェが隙だらけの攻撃するのが悪いんだよ!クイックスラッシュ!」
俺はクイックスラッシュで懐にとびこむ。
「んー?それは悪手だぞ!デッドリーインパクト!」
相手は地面にハルバードを叩きつけ、全方位に赤黒い衝撃波を放つ。
「フンッ!」
俺はタイミングよくガードする。すると、パリィンという音が鳴り、何も受けてはいない。
「何だいまのは!?」
「ジャストガードだ!タイミングよくガードすれば、受けた攻撃が無効化される。まぁ、完全にタイミングよくやらんと、眼の前で構えただけでガードにもならないからできないと死ぬけどな!」
「面白い!ではまだまだ行くぞ!」
「来いよ!」
胴を狙って薙いできたと思いきや、そこから足を狙ってくるフェイント。
それに対して軽くジャンプしてクイックスラッシュで通り抜け攻撃を当て、一瞬だけ怯む。
その隙にグレイの溶断斬が当てられ、レイアとワークスのコンビネーションアタックが両サイドからモロにヒットしたのだ。




