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昏き迷宮の探索者  作者: Nexus
昏き地下洞窟
144/738

最深部:Sin of Soul

更新だぁ!

明暗を分かつ賢者の地下洞窟 B10F


遂に最深部へ到達した。

仄暗い部屋の中、奥で玉座に鎮座している者が存在している。

玉座で足組みをしており、肘にをついて顔を支えている。

漆黒の鎧を纏いし、体格は2mは超え、顔は兜で見えない。

まるで何者かを待つように。

そこから放たれる雰囲気は殺気ではなく、圧倒的な威圧感。

ここに私はいると言わんばかりの主張。

そして、その者はゆっくりと語り始める。


「ようこそ、最深部へ。俺が迷宮の主にして長。魂の罪過。よくぞ、ここまで来た。待っていた…ここに来る者たちを…長かった、なかなか誰も来ない心配しておったのだよ。」


俺はステータスを確認する。


魂の罪過 


HP 38888/38888

MP 1588/1588

SP 2145/2145

ATK 5288

DEF 3852

INT 755

MND 2555

AGI 1258

DEX 988

CRI 30

LUK 500

ORI 0


Lvに差による効果が発生しないようにLvがない設計されており、灰の騎士と同じようなところがあるが、実際には上位互換のステータスをしておりそのまま殴り合ったら即死しかねないのでガードと回避を織り交ぜて戦うことになる。


「事前に伝えたとおりに戦う!俺とワークスとレイアで前線をやるから二人は支援を頼む!ワークスとレイアは最初に俺の動きを見ながら魔法攻撃で支援してくれ!慣れたら前線を頼む!行くぞ!」


俺はソウルイミテーションで分身を出し、召喚した者へ通信機能を使う。

これは喋らなくても互いに心を読めるようになり、意思を伝えることが出来る。


『グレイ、お前も絶対に最初は手を出すな。慣れたら攻撃に参加しろ。いいな?』


『了解、まさか迷宮の主と戦えるなんて血が滾るな!』


俺はそれを無視し、俺と分身体と一緒に攻撃を仕掛ける。

相手は読んでましたと言わんばかりに攻撃を回避し、そのまま瞬時に俺の背後に回っていた。


「弱いな、死ぬがよい。」


「読んでたよ、それを。」


「なに?」


「バックカウンター!」


ワールドシーカーの新スキル「バックカウンター」。こいつは背後に回られた時に発動可能。

これを発動すると、2秒間特殊なスタンさせる。

スタン無効を貫通する特殊なスタンなので、有用性は高い。


「な、うごけな」


「「スキルコピー:溶断斬!」」


ワールドシーカーの新スキル2、スキルコピー。自身又は敵又は味方のスキル攻撃見ただけでコピーできる。スキルストック制限はない。ただし、全ての効果は半減する、SPを2倍消費するという欠点はあるが、灰の騎士の溶断斬が半減していたとしても、十二分に火力はある。

何故なら、今俺は二人いるからだ。

2人分のスキルをその身に受け、魂の罪過は少し顔は歪む。

更にそこへ支援魔法は俺へ、残りの攻撃魔法は魂の罪過へと降り注ぐ。


「深淵なる炎!」


「ディオフレイム!」


「カオスラビリンス」


「オールオブマイト!」


「ぐぉぉぉぉぉぉ!いいな!効くぞ!」


魂の罪過


HP 37772/38888


何が効いてるだよ。

カスダメではないけど、大したほどじゃなねぇじゃねぇか。

やはり、かなり手強いな。


「だが、もう動けるぞ!」


異空間から突如としてハルバード型の大型ほ斧槍を俺へと振り降ろす。

それを回避して、攻撃に移ろうとしたが一筋縄には行かず、相手は高速で振り降ろした斧動きをキャンセルし、真横に薙いできた。分身がその攻撃を攻撃で逸らし、俺は後ろへと下がる。


「ほう、なかなかやるな。俺の動きがわかるのか?」


「さぁ…どうだろうな?」


「ならこれならどうだ?インフェ-」


「させんぞ、クイックスラッシュ!」


俺と分身体のクイックスラッシュが敵に入り、攻撃がキャンセルされた。


「ほう、この攻撃の対処法もわかるのか?ならこれはどうだ!」


敵は手を振り下ろすと、突如として異空間から悪魔のようなモンスターが2体出てきたのだ。


「レイア、ワークス!悪魔共の処理を頼む!」


『グレイ、お前はワークスフォロー頼む!』


『クハハハ!承ったぞ!』


「「任せろ!」」


「ほう、これもわかるか。なら俺とお前と分身で存分にやり合おうではないか!!」


「ダリィな!クソが!」


戦いは始まったばかりである。



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