ハメ
すまねぇ!またおくれたぜ!
明暗を分かつ賢者の地下洞窟 B4F
先へと進んでいくと今度はステージギミックもなく、中央にモンスターが鎮座している。
場所はまるでコロシアムような大きさと形をしており、ここへ来る探索者は一方的な処刑ショーを見せられることを想定したようなエグい感じステージである。
その理由は、中央に鎮座するモンスターは、4mはある巨大な包丁を所持しており、更には見た目は人ではなく明らかにファンタジー漫画に出てくるような悪魔の見た目をしている。
ちなみにステージギミックはないと言ったが、このフロアのモンスターはシンプルに強い。
ただ、今回も一方的にボコれるように仕掛けていく。
というのも、敵が一体しかいないステージは基本は近づかられたら動き出すようになっている。
もちろん、攻撃されても動き出す。
だが、ここで裏技を使う。
それはそこらのギルドで売ってる運命のサイコロというアイテムと確率操作マシンというアイテム。
運命のサイコロの効果は…
1…使用者は50%回復する
2…特になし
3…使用者のHPが半減する。
4…相手は死ぬ(低確率)
5…特になし
6…選んだ対象を特殊な毒状態にする。
という効果だ。
確率操作マシンは確率を使用するアイテムの効果を指定するというなかなか悪い効果をしている。
ピンとこないやつのために話すと要は出目とかを操作できるって話だ。
そして、俺もゲームの時に攻略サイトで見た時は笑ってしまったのだが、運命のサイコロによる効果はダメージ判定又は対象に攻撃判定を与えない。
つまり、6の特殊な毒状態にするにすると動かないまま毒に侵されて死ぬのだ。
普通の毒なら時間経過で毒がなくなるのだが、この運命のサイコロの特殊な毒は基本は解毒不可であり、死ぬまで解毒不可である。
運命のサイコロが普段使われないのは前のステージとかだと毒が効かない仕様になっていたり、戦闘中にそもそもサイコロ振って、確率操作マシンを使う余裕はないからである。
しかし、このステージでは有用なため使うしかない。
そして、運命のサイコロを振り確率操作マシンで6にしたあとは狂気の処刑人が死ぬまで毒殺鑑賞会になり、1時間ぐらいしたら敵は死んだのだ。




