レベリング
作業のような周回はだるい
神剣の担い手になったレイアと俺達は簡単そうな迷宮の情報を手に入れる為に探索者ギルドへ向かったのだが、アナスタシアとクラリスがギルドの入口で待っていた。
「二人共、どうしたんだ?」
「有馬、私達と組んで。」
「クラリス、確かに迷宮に囚われていた時にそんな話をしていたけどアナスタシアは了承は取れているのか?」
「えぇ、私は構いません。こちらとしても恩がありますしね。」
「アナスタシア、俺も有馬が助けられたからそれはお互い様だ!」
「取り敢えず、私達と有馬組もう!」
クラリスは強めに誘ってくる。
ま、ラビリンスマスターとバトルクレリックが組んでくれるのはかなり有り難い。
ラビリンスマスターは汎用性が高い戦い方ができるし、バトルクレリックは回復と戦いもできるしね。
「じゃあ、みんなで行こうか。」
「ちなみに見た感じだと簡単な迷宮やりたかったりしない?」
「わかるか?」
「なんとなくね。なら、無惨な侵略者の地下洞窟がオススメ。アンデット系が多いみたいだけど、バトルクレリックのアナスタシアの光魔法と聖魔法で簡単に倒せる。」
「じゃあそれで。」
俺達はレイアのレベリングで向かうことにした。
無惨な侵略者の地下洞窟 1F
「着いたから早速※高速周回するか。」
※高速周回…この場合は同じフロアを周回すること。
やり方としては敵をフロアの敵を全滅させ、迷宮から出てはまた入るといった感じでやる。
「我はやるのじゃ!!」
俺、ワークス、レイア、クラリス、アナスタシアの5人で周回が始まった。