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幼少期③
なかなか進まん…………
おっかあがいなくなって、いよいよ生活がたち行かなくなった。
もともと飢饉だったけど、そこまで酷くもなかった。が、おっかあが死んでしまった後あたいとおっとうはみるまに痩せていった。
特におっとうは酷くて、明日にも倒れそうだった。
夜
おっとうのところに村長が来て、何やら話し込んでいた。うまく聞き取れなかったけど、あたいのことのようだった。
何故なら
「やっぱり、----にお葉を------。」
「しかしお葉は----------」
というのは聞き取れたから。
あたいはどうなるんだろう
今後に不安を抱えながら、あたいはそっと瞼を閉じた。