幼少期①
発投稿です‼拙いところが多々ありますが、最後までお付き合いいただけるとありがたい…………(о´∀`о)
あたいの名前はお葉
農村で、村一番の器量良しのおっかあと、隣の国の旅人だったおっとうと畑を耕しながら暮らしていた。
でも、今年の夏は寒くて作物が全然育たなかったから、飢饉になった。
毎日ばたばた人が死んで、友達も何人か倒れた。
だから、さっきまで栄えてる隣町でものごいをしていたんだ。
飢饉が恨めしい………
そんなことより、今日はいつもより豪華なものが食べられそうだ!早く家に帰ろう‼
「たでぇま!」
なまっているのは気にしないで欲しい……
いつもならおっかあの声が聞こえるのに、今日はどうしたんだろう?おっとうを手伝いにいったのかな?
裏の畑を見てみると、農作物に関する本を持って頭を抱えたおっとうがいるだけだった。
「おっとうー!おっかあは?」
「おっかあ?知らねえぞー 台所にいるんじゃないか?」
「わかったー 台所覗いてみるー 」
そうか、おっかあは夕飯の支度か!
うっかりしていたなぁ
さてさて台所に行ってみよう
あれ?廊下に何かがある?なんだこれ?
おっかあだ!!!
「おっとう!大変だーー!おっかあが倒れてる!」
慌ててきたおっとうと一緒に、おっかあを布団に寝かせた。
自称村一番の名医、玉庵先生に見てもらった。この先生はいつも飄々としていて、結構好きだ。
でも、今日は難しい顔をしていた。
どうしたんだろう
「こりゃあいかんね……心の臓が弱まっておる。今夜がやまだよ……」
その言葉を聞いた瞬間、心の中の何かがカチリと外れた気がした
いきなりシリアス展開………