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走る走る走る  作者: 二階堂隆一
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八階

 智美が一週間連続で学校を休んだ冬休み前のある日、僕は担任の先生に呼び出され、井口の家へ行って様子を見てきてほしい、と頼まれた。

 その日は風が強くて、とても寒い日だった。

 僕が訪問したとき、彼女は既に引っ越していた。

 となりに住んでいる人から訊いた事実を翌日そのまま先生に伝えると、

 「内田、実はな」

 と真剣な表情で智美の凄惨な家庭の事情について語ってくれた。

 そのとき感じた胸の痛みを言葉ではうまく表現できないけれど、とにかく智美は僕の前から姿を消した。

 後には根も葉もない噂と、名づけようのない彼女への想いだけがむなしく残った。


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