表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
走る走る走る  作者: 二階堂隆一
11/14

十一階

 しばらくそれを見続けた後、その光にそっと触れてみた。

 瞬間、びゅっと、突風が吹き周囲の木々が揺れたかと思うと突然いくつもの幻影が浮かびあがった。

 幻影は頭上でぐるぐるとまわりだし、大きな鏡を囲うようにゆっくりと回転を続けた。

 っあ、と思わず叫ぶ。

 彼女だ。

 数多のまぼろしのなかで制服姿の智美と一緒に映っているぼやけた幻影をはっきりと目にとめる。

 待ってくれ。

 僕は反射的に右手を伸ばし、おもいきりそれをつかんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ