条件
紫が言った条件とは?
「【条件付き】だって?」
「ええ、そうよ?」
あきれた。俺はどこまで貶されればいいんだ?【闇を創る程度の能力】、【絶対に折れない刀】、それに少しは「いい能力が来た!!」と思ったら・・・【条件付き】ときた。
全く、本当についてない。
「今、「ついてない」って思ったでしょ。」
「ぎくぅ・・・」
「ついているか、ついていないかの問題じゃないのよ?」
「へ・・・?」
「この世は、すべて必然なのよ。」
・・・そ、そーなのかー・・・
「と、ところで結局どんな条件なんだ?」
「そういえばその話だったわね。」
・・・すり替え成功。
「いい?あなたの能力の条件というのはね、闇を創れるのは無限じゃないってことよ。」
いいとこ無しじゃねぇか!この能力!!
結局、「自由」という名の能力は俺にはないってか?
畜生!ほかの能力が妬ましく思えてきた。(パルパルパルパル・・・)
「ていうか、その【条件】の闇の残量はどうやってわかるんだよ?」
「それは自分の感覚でわかるでしょ~(笑)」
(笑)じゃねーよ!?どういうこと・・・う!!
アリスがすごい目でこちらを睨んでいた。
「ど・・・どうしたんだ?アリス・・・?」
こ、怖い。とにかく怖い!
「今、私のこといないもの扱いしてたでしょ。」
「いやいやいや、してないしてない!」
アリスは泣きそうな目をしていた。
「ね?大丈夫だからね?」
俺はアリスをなだめるのに苦労していた。
さてさて、アリスのかわいいところを見られた今回の話でしたが・・・
次回はどうなるのでしょう?
バーイ!ゼノ☆ze!