もう一つの効果
紫がつぶやいた【もう一つの効果】とは?
「そこは滑るから足元に気をつけてね。」
と、言ったそばから。
「うああああ!!」
落ちた。
「ジュン!大丈夫!?」
「イタタ・・・ん?いや、まぁな、この程度なら・・・」
すると、みるみるうちに傷がふさがっていった。
「もしかして、あなたの能力って【再生する程度の能力】とか?」
「いや、能力自体は【闇を創る程度の能力】らしいんだがな・・・」
アリスはまるでちんぷんかんぷんというような顔をしていた。
「まぁ、俺自身もよくはわからないんだがな。」
「そりゃそうよ。」
・・・!?
言葉とともに、いきなり紫が目の前に現れた。
「あのねぇ、それも一応あなたの能力と関係してるのよ?」
「俺の能力?」
「そう、あなたの能力よ。あなたの能力自体は【闇を創る程度の能力】だけれども、それにはもう一つの追加効果があってね。」
追加効果?じゃあ、俺は昔から能力を持っていたということか。
「その効果とは、【創った闇を代用できる】という効果よ。」
代用?
「そうねぇ?例えば、あなたが私の能力で持ってきた電車にはねられたとする。すると、心臓が一部裂けたとします。そうしたら、その裂け口に闇が自動で創られるのよ。」
うん・・・わからない・・・
「つまり、闇を代理として使えるということよ。」
つまり、いくらでも再生できる不死身の体というわけか♪
「ただし、条件付きだけどね。」
ハァ、ハァ・・・
夏休みから書いてきたはずなのに、まだここですよ・・・
と、いうわけで。
バーイ!ゼノ☆ze!