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なんとなく幻想入りしたかった  作者: ゼノギアス
赤い
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日常

あるごく普通(?)の中学生、寿秋が巻き込まれる幻想とは…?

 7月、夏休み前日の学校でのことだ。


「キーン、コーン、カーン、コーン」と、今日もチャイムが鳴り響く。


 普通の人には理解出来ないかもしれないが、これこそ俺の目覚まし時計だ。


「ふぁ~あ…」


 呑気なアクビをした後に言った言葉が…


「ま、全くもって分からんかった。」


 これだよ全く、自分で自分がイヤになりそうだ。

 まぁ、そんなとき後ろから風を擦るような「ブオンッ!」という音が微かに聞こえた。もちろん気がついたからには振り返る。ただし…


「シャープ·ペン付きだ。」


 振り返ってみたところ、どうやら武器の正体は理科の教科書のようだ。そして、その教科書には勢いよくシャーペンが突き刺さる!!


「ほう…随分な真似をしてくれるじゃあないか!」


 薄々、誰の仕業かは感づいていた。が、今確信した。


「なぁ…枝兎!!」


 仕方ないから、何となく説明しよう。こいつの名前は枝に兎と書いて(エト)と読む、そしてコイツは俺の親友でもある(…たぶん)


 背が高く、スポーツ万能、おまけに筋肉ムキムキさ!!


 何処からどう見ても、スポーツ大好きムキムキ男にしか見えないようなやつだ。

 そして、枝兎が話しかけてきた。


「なぁ…明日から夏休みだしさぁ…」

「断る!」


 即答だった。


 何故俺がいきなり断ったかって?そりゃあ、もちろん「なんとなく」だ。


「ウオイ!まだ何も言ってないぞ!!」


 枝兎が叫んだが、当然のように俺は動じない。何故なら、枝兎の言うことは大体読めているからだ。


「どうせ、<海いこう!>とかだろ?」

「う…」


 枝兎が動揺しているのが手に取るように分かった。(図星だな…)






 ~それから6時間位たって~


 帰り道でのことだ。


「なぁ…」

 

 枝兎がしつこくすがってくる。


「なぁ…やっぱり海…」

「行かない!!」


 思わず叫んでしまった。

 その瞬間、枝兎は泣きながら走り出した。


「ジュンのバカ~!」

 

 そう枝兎は叫びながら走り出した。俺のアダ名を夕方に民家で叫びながら駆けていく枝兎を見ていると無性に殴りたくなった。


「ハァ…」


 隣などにいれば聞こえる位の大きさのため息をついた。

 

 まぁ、自己紹介もまだだったし、それも踏まえて何となく説明しよう。

 

 俺の名前は「葉山(ハヤマ)寿秋(ジュアキ)」という。寿秋とまぁよくわからん親のある意味凄いネーミングセンスだ。そして、なぜかアダ名がアイツ(by枝兎)の付けた訳の分からん「ジュン」なんだけどな。


「ジュン」の「ジュ」までは「ジュアキ」の「ジュ」だとわかる。だがしかし、「ジュン」の「ン」は何処から来た!?(まぁ、アイツらしいといえばアイツらしいけどもさ。)


 というわけで、説明は終わりだ。


(とりあえず、枝兎を追いかけようかな…)


 そう思い、右足を踏み出した瞬間だった!

はい!とうわけで、始まった「なんとなく幻想入りしたかった」です!!

初めまして、作者のゼノギアスと申します。

気軽にゼノ氏、とでも呼んでください♪

というわけで、頑張って修正を施したゼノ氏でした~!!

バーイ!ゼノ☆ze!

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