硝子の人形
掲載日:2014/04/27
「硝子の人形」
薄暗がりの夜の闇の狭間で
煙管の音が鼓膜震わせ
ぼやけた記憶、朧げな嘘すべては
あなたと交じりあうための虚偽
抱き寄せる君の艶姿に映るのは
今宵の夢で出逢える夜空さ。泡沫の幻よ
硝子の人形、夜の逢瀬重ねる
溺れた果実酒、いつまでも染みわたり、酔って
硝子の欠片で、切り傷をつけ、なめ合う
尖ったナイフで喉元を刺していくように
美しき獣の観姿のままで
霧の晴れない夜の闇の狭間で
吐息の音が鼓膜震わせ
あざむく言葉、まどろむ嘘すべては
あなたと交じりあうための虚偽
香しい君の柔い肌に宿るのは
今宵の夢で出逢える星々、揺蕩った幻よ
硝子の人形、夜の逢瀬幾度も
溺れた果実酒、いつまでも染みわたり、酔って
硝子の破片で、切り傷をつけ、なめ合う
鋭いナイフで唇を撫でていくように
美しき獣の観姿のままで
抱き寄せる君の艶やかさに宿るのは
今宵の夢で出逢える夜空さ、泡沫の幻よ
硝子の人形、夜の逢瀬そのまま
溺れた果実酒、いつまでも染みわたり、酔って
硝子の細片、バラバラになり、砕ける
尖ったナイフで喉元を刺していくように
美しき獣の観姿のままで




