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科学な都市の四方山話  作者: 久本誠一
そして再び一時休息
62/66

60:朝は買い物と共に賑やかに

どうも、お久しぶりです。


最近は毎回こればっか書いてる気もしますが、とにかく更新遅れてすいませんでした。


今回も安心と安定と信頼の一話二〇〇〇文字ペース…………反省はしてますが(汗)。


それでは、どうぞ。

 起きた。気絶⇒復活までの所要時間、だいたい十分弱。うん…………


「なんか、慣れてきてんのかね………」


 何にかって?気絶にだよ!中学の頃は最低三十分+水でもぶっかけないと起きれなかったのに、今じゃあごらんの通り何もしなくてもすぐ立ち上がれる。ってうわぁ、我ながら思考回路が情けねぇ……………。

 そうやって地味に凹んでいると、


「あら?やっと起きたの?」


「誰のせいだと思ってんだって俺のせいですよねどう考えても間違いなく私が悪うございましたっ!!」


「うむ。わかればよろしい」


 うん、あれだ、その、………やっぱ情けねえな、俺。と、そこで小さな違和感を感じた。


「あれ?なあ桑折、祓とシエル(あいつら)どこ行ったんだ?」


「な、何よ、私しか(・・)、いないのがそんなに不満なのっ!?」


「いや、そこまでは言わんけどさぁ………」


 会話のつなぎも兼ねて聞いただけなのに、何ゆえ怒鳴られなきゃいかんのだ。よく考えたら答えの『こ』の字にもなってないし。第一、真横で叫ばれるとやかましいんだっつーの。まあ、そういった所も含めてコイツらしい、って言っていいのかねぇ…………?

 ただまあ、わかったことも一つある。少なくとも今は、あの二人についての話は振らないほうが良さそうだ。自分の身の安全のためにも。ま、桑折の性格から言って本気でヤバい時にはきちんと言ってくれるはずだし、そう大したことじゃないんだろう。

 そのままなんとなく押し黙っていると、今度は桑折の方から声をかけてきた。


「ね、ねえ………?」


「んー?」


「ちょっと聞きたい事があるんだけど、いい?」


「?またいきなりだな………?」


 正直、かなり驚いた。そもそも、コイツが人にものを尋ねるのに許可を取ること自体珍しい――――――――――と、少なくとも俺は思っている。他の奴にはそこまでずけずけした物言いじゃないからか、賛同するような奴は今んトコ見たことないけどな。


「それで?いいの?よくないの?はっきり答えなさいよそれ位!」


 いや、ま、断わりはしないけどな…………わかるだろ、このどことなーくスッキリしない感じ?なあ?


「そ、それでね?えっと………」


「結局始めるのかよ!?え、もしかして俺選択肢無かったの!?」


「あ、ええ」


「いやいや、『何こいつ今更当然のこと言ってんだ』的な目で見られても困るかんな!?」


「話を逸らさないで!」


「ツッコミを求めるようなボケをかましてきたのはお前だ!」


「いいから聞いてなさいっ!」


「え~~~~~?」


「い、い、か、ら!………そ、その、ね?」


 う~ん、ここで『結局始め(以下略)』って言ってみたらもう一回ぐらいはループしてくれるんだろうか。我ながらね、しょーもないとは思うよ。でも、やっぱり聞いてみたいじゃないの。


「…………それで、どうなの……?」


 へ?ゑ!?ヤベ、一文字も聞いてねえええぇぇぇっ!ああはい、じごーじとくですかそうですか。そうでしょうともねえ、ええ。ふははははははははははははははははははっっっ!!ぎゃんっ!











――――――――――――――――――――――――――――――











 あ、皆さんこんにちは、ですね~。え?あれ?え、覚えてないんですか~!?もう、私ですよ私っ!祓ですよ!ベル・アラコー・祓ですっ!もういいですよ、知りませんからっ!ごめんなさい清明君、清明君は何も悪くないけど、私がちょっと傷ついたので今夜のおかずも豚肉から鶏肉にグレード落としますからね~!…………あれ?私は誰と話をしているんでしょう?











――――――――――――――――――――――――――――――











「うん?これ以上はできない?ああ、確かにその通りだろうな。だがな、私はその無理を承知の上でこう頼んでいる。…………値下げ、してもらえないだろうか?」


「あー、もうわかったわかった!!二割引いてやるから持ってきなネエちゃん!!」


「済まない、感謝するぞ店主よ」


「お、おう………」


 全く…………この辺りは物価が高くて――――――――――まあ私の基準は少々おかしいらしいのだが(多分育ちのせいだな。買い物なんて贅沢もさせてもらえなかったしな)――――――――――困る。一応金には困っていない(あの女の家から持てるだけ持ってきた)とはいえ、この癖は直らない。よほどの事がない限り直すつもりもないが。


「さて、これ程あれば十分か…………」


 むしろ少々多かった位か?今更だが、あの店主には悪い事をした…………かもしれない。まあ、どちらにせよもう済んでしまった事だ。あの女が何かしら良からぬ事を考える前に戻るとしよう。

次回は三月………かなあ?


清明「遅いわっ!」


だってまだ受験も公立あるしなぁ…………。


清明「そう思ってんなら復活宣言なんぞ出すなよ…………」

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